2022.08.25 《桂米朝のお墓》
なかなか足繁くは行けないお墓参りですが、お盆の時期には必ず参ります。
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我が父、桂米朝は姫路出身であり、姫路の名誉市民でもあったことから、父が亡くなってほどなく姫路市の職員の方から電話が入り、「名古山霊苑の名誉市民の塋地(えいち)に米朝師匠のお墓を建てていただけませんでしょうか。場所は無償で提供いたしますが、墓石代など製作費はそちら持ちで…」との打診(^^;; 私の二人の弟とともに中川三兄弟で話し合った結果、「父が育った姫路市にご恩返しをする意味でも作らせていただこう」ということになりました。次男の透が「石のベンチも拵えて、上から見たら『米』の字になるようにしたらどうか」と提案。三男の渉は石隆石材店の浅田社長と一緒に香川県高松市まで行き、立派な庵治石(あじいし)を調達してくれました。
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米朝が他界した翌年(2016年)の米朝の誕生日(11月6日)にお披露目を斎行。姫路市の方々にも気軽にお参りしていただける…ある種、観光名所のようなお墓となりました。
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米朝は俳句も得意であったことから、春夏秋冬それぞれの句も米朝の筆のまま掲げています。
「車など要らぬ朧のひがし山」
「建仁寺ぬけてみようか蝉しぐれ」
「風呂敷の柿としらるるみやげかな」
「打水の打ったるままに凍りけり」
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ここ名古山霊苑には仏舎利塔もあり、姫路市が誇る一大霊苑となっているのです。実は、中川家の墓も「米朝墓」を作るに際し、姫路市阿保から名古山へ移しました。皆様も姫路にお越しの節には、お時間の許す限り、名古山霊苑へもお立ち寄り下さい(^人^)
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ところで、米朝夫人…すなわち私の母(桑田家)のお墓や、母方の親戚のお墓は兵庫県伊丹市の昆陽寺(こやでら)にあるので、そこへもよくお参りに行きます。
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昆陽寺は行基上人が731(天平3)年に貧民救済のために建てた布施屋で、翌々年に聖武天皇の勅願により寺院となった歴史あるお寺です。昆陽寺についての詳細は、いずれまた!