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2012.03.15 「週刊文春にも登場」


15日(木)、「週刊新潮」に私の旅紀行が掲載された同じ日に、実は「週刊文春」にも私の記事が載りました。


「新潮」と「文春」はどちらも週刊誌の“老舗”です。その両方に同じ日に同時に載るなんて何たる光栄(^0_0^)  しかも、スキャンダルではなく…f(^_^;

 


週刊文春では「チャット&トーク」のインタビュー記事(70ページ)での登場です。


「コミュニケーションで心と心を繋ぐにはどうすればよいか」という質問に対し、私は落語を喋る時のことを例にあげ、「舞台と客席の空気を読むことが大事。お客さんは黙っていても、ある種の会話をしているのです。謂わば、落語は舞台と客席との空気のキャッチボールのようなもの。先入観を捨てて、その時その時のお客の心情を瞬時に捉えることが大切です。これはどんな職業にも当てはまるでしょうね」といった内容の話をしました。


よろしかったら、「文春」も読んでやって下さい!


実は、14日(水)の「読売GINZA落語会」で、コミュニケーションの難しさを痛感した出来事が起こりました。この日、私は中入後の出番。いつものように出囃子で(愛想よく)出て行き、マクラで会場に笑いを振り撒き、「うん、いい感じ(^0_0^) そろそろネタに入ろう」と思った瞬間、客席から高座の写真を撮り出す人の姿が目に入ったのです。フラッシュを焚いたらすぐにほかのお客も気付くのですが、フラッシュは焚かないので、周りの人は気づません。しかも、たぶんデジカメなのでしょう。シャッター音すら聞こえない。でも、私には分かるのです。シャッターを押す度に赤いランプがチラチラ点灯するから…。周りのお客さんは気にならないのだろうけど、私はとても目障りで、気になって仕方がない。(それ以前に肖像権の侵害なんだけど、芸人が舞台の上からそんなこと言えるわけがない)。結局、事情をお客さま全員に説明して、その方には写真撮影をやめてもらったんですが、こんな場合の喚起の仕方って難しいなぁと思った次第。そのあと、ネタのリズムが少々狂ったのは稽古不足です。他人(ヒト)のせいにしてはいけません(^o^ゞ


でも、その次に登場したトリの三三君の高座は凄かった。ネタは『鰍沢』。真冬の噺です。しんしんと降り積もる雪の描写など、高度なテクニックが要求される大ネタです。三三君は見事にお客をグイグイと引っ張って行きました。噺が佳境に入った時──、グラッと来た…。地震です。千葉県沖を震源とする最高震度5強の揺れ。会場のテアトル銀座でもはっきり揺れを感じました(震度3)。客席がざわついた。もう落語どころではありません。


と、その時、三三君は冷静な声で「ちょっと待ちましょう。この揺れなら大丈夫だと思います。いや、客席は天井に何も無いからご安心下さい」と客席に話しかけました。揺れている間にです。そして、少し収まった時、「本当に危ないのは舞台のほうです。上にいろんなものが吊ってあるんですから」。これで笑いを取った。で、完全に収まってから、「じゃあ、続きをやりますか」と全く何事も無かったかのように語り出したのです。そして、登場人物のセリフで「この家も、よく揺れるなぁ」とアドリブを入れた時、会場は割れんばかりの拍手喝采!


いやぁ、お見事でした。同じアクシデントでも私とは大違いf(^_^; 勉強になりました☆☆☆


訊けば、三三君、これまでホール落語会でトリを取ったことは無かったんだとか…、トリを取ったのはこの日が初めて。彼も私もお客さんも、とても印象に残る日となりました(^0_0^)


『長屋の花見』小せん

『悋気の独楽』生志

『明烏』円楽

   〈中入〉

『親子茶屋』米團治

『鰍沢』三三


終演後は、スタッフの方々と酒宴開始(^ー^)


出演者一同、いろんな話に花が咲きました。


その後、円楽お兄さまが「もう一軒、行こう」と我々を銀座のクラブに誘って下さいました。そしてその後、鮨屋「おざわ」で江戸前の握りをふるまって下さり、帰り際にお土産まで持たせて下さいました。夢のような一夜! お兄さん、ありがとうございました(^ー^)


銀座の濃い~物語♪