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2014.02.10 《筆舌に尽くしがたい一日! 雪の常磐線》


9日(日)は、茨城県水戸市のホテルレイクビュー水戸での「初笑い 招福の会」に招かれました(^0_0^)

 

このホテルでは、15年以上も前から毎年初笑いの落語会を開いておられるそうですが、いつも江戸落語ばかりで、上方の噺家を呼んだことはなかったそうです。

 

初めての上方代表に選ばれて、まことに嬉しいかぎり(^人^) 東海道新幹線から常磐線を乗り継ぐ旅(^0_0^)

 

 

意気揚々と朝、大阪を発ち、新大阪8時37分発ののぞみの車窓から「昨日は関東地方、よう降ったんやなぁ」と綺麗な雪景色を眺めながら、のんびり東京へと向かいます。たまたま、東京會舘で落語会がおありの文珍兄さんと乗り合わせ、「このごろ新幹線でよく逢うね」「そうですね」と談笑(^0_0^)


 

 

その時は、まさか自分が筆舌に尽くしがたい体験をすることになろうとは、知る由もありませんでした。

 

東京駅に着いた時、そこで合流した東京在駐のマネージャーが血相変えて「大変です。常磐線の特急が動かなくなりました。さっきまで動いていたのに…」。「ほな、どうなるの?」「わかりません。実は、しん吉さんも今、水戸に向かっているんです」「なんで?」「今日、しん吉さんは水戸での桂文枝襲名披露公演の鳴物係で呼ばれてるんです」「へぇ、水戸で二つも落語会があるのん」「いや…そんなことより、どうしましょ」

 

しん吉君は私よりもうんと早く東京駅に着いたけど、特急が動かぬため、ようやく来た土浦行きの快速に乗ったとのこと。あとは、何度か乗り換えて行くらしい。

 

ケータイでそんな連絡を取り合いながら、在来線で上野駅まで行ったものの、常磐線の電光案内板にはどこもかしこも「準備中」となっている!!

 

さぁ、どうしよう…。

 

「よし、東北新幹線で小山まで行って、そこから水戸線に乗り換えて行こう!」。発想は悪くなかったと思うのですが、小山停車の列車が出たばかりで、次は一時間近くあと。「おやまぁ、えらいこっちゃ」てなこと言うてる場合やない。しかも、東北新幹線にも遅れが出始めたとか…。

 

「ええい。とりあえず、やまびこに乗ろ! あとは車内で考えよう」

 

そこでの車掌さんがとても親切な方で、時刻表と対峙しながら、最善の方法を教えて下さいました。

 

「大宮で降りて在来線に乗るより、宇都宮まで行って在来線で小山まで引き返したほうが、早いです」と書いて下さったメモがこれ。

 

藤澤車掌、ありがとうございました!

 

実は、宇都宮駅からタクシーで…とも思ったのですが、北関東自動車道が雪のため、通行止めだったのです。

 

さて、ようやく小山駅で水戸線に乗り換えて、やれやれと一息ついたも束の間、今度は水戸線が動かない。時刻が来たのに動かない。そこへ、場内アナウンス。「上りの列車が遅れております関係で、出発は15分ほど遅れる見通しです。そして、この列車は途中の下館駅までの運行となり、それより先は随時お知らせします」。

 

「なんやと~」。さすがの私もぶちギレた。「言うなら、もっと早よ言わんかい!」

 

駅前のタクシーに飛び乗り、「運転手さん、水戸までお願いします」「えっ、水戸!?」「一時間ぐらいかかりますか」「いや、そりゃ無理だ。一時間半は見てもらわないと」「そこをなんとか」「いや、お客さん。ここから水戸まで70kmもあるんですよ」「ええっ、そんなにあるの!? 地図では15センチほどやのに…」。

 

しかし、運転手さんは山越え谷越え、70kmの地道を確かな運転で走って下さいました。新富士交通の圷(アクツ)忠男さん、本当にありがとうございました(^人^)

 

タクシーの後部座席で高座着に着替え、髪の毛をセットし、すぐに喋れるように準備をしていた私──。

 

途中、雪が積もってノロノロ渋滞の所が何ヵ所かあり、こりゃダメかなという思いが二度ほどよぎりましたが、それを救ってくれたのは、この日の共演者諸氏でした。立川志らくさんと、奇術の上口龍生さんが、私が到着するまで上手く座を持たせて下さったのです。制作会社の影向舍さん、ホテルレイクビュー水戸のスタッフの皆様の陰のご尽力には頭の下がる思いm(__)m

 

そして何より、会場にお越し下さいました沢山のお客さま! 本当に本当にありがとうございましたm(__)m


 

 

予定より30分以上も遅れて到着した私を、「飛天・鳳凰」の間におられたお客様は万雷の拍手で迎えて下さいました。それも笑顔で温かく(^-^)  私は今日のお客様の笑顔を一生忘れないでしょう(^∧^)

 

今日の演目は、私とお客様の内緒にしておきましょうね。今日しかできない話題の連続! 大いに盛り上がりました↑↑↑ 芸人冥利に尽きる一日となりました☆☆☆

 

志らくさんは早く東京へ戻らなければならず、私が高座を勤めている間に出られたとのこと。ありがとう!


 

奇術の上口龍生(カミグチ・リュウセイ)さんとは少しお話しができました(^ー^)


 

終演後は、美味しい料理に舌鼓(^q^)

 

そこへ、茨城県護国神社の宮司の佐藤昭典さんと、書家の吾妻蒼遙さんが訪ねて下さいました。今度はゆっくり寄せていただきますね。

 

水戸の皆さん、本当にありがとうございました(^人^)

 

帰りは、なんと行きとは真逆!

 

特急スーパーひたちは、まだ運行していないよな。帰りは鈍行の旅か…と思いきや、水戸駅の改札を入った途端、「準備中」の電光案内板に「特急スーパーひたち50号」の文字が点灯!!! 我々も遅くなったけど、その特急だけ運行していて、一時間遅れのため、当初の予定の特急に乗ることができたのです☆☆☆


 

 

水戸から上野までの停車駅は土浦だけ。所要時間70分で上野に着きました。新大阪には午後10時16分着。

 

とても密度の濃い一日となりました(^ー^)

 

ところで、しん吉君はどうなったかと言うと、午後2時開演の舞台にはギリギリ間に合ったとのこと (^0_0^)  但し、帰りは私が乗ったスーパーひたちにはギリギリ間に合わず、かなり後発の普通に乗ったとか…。でも、しん吉君は鉄道好き──。おそらく今頃は鈍行の旅を謳歌していることでしょう(^o^ゞ