2013.04.28 《春の高松を満喫!》

27日(土)は香川県高松市国分寺町に新しく誕生した高松国分寺ホールでの私の独演会でした(^ー^)


高松駅にはよく訪れている私も、国分寺町は初めて。


新大阪駅から新幹線で岡山駅へと向かいます。その後、瀬戸大橋線~予讃線と乗り継ぎ、いつもならマリンライナーで高松駅まで直行するところを、今回は坂出駅で各駅停車に乗り換え、目的地の端岡(ハシオカ)駅で下車。

 
 


駅に降り立つなり、のどかな田園風景に癒されました(^ー^)


香川県は綺麗に尖った山が多く、それを見るだけで心がなごみます☆

 


その一つが六ツ目山。六つ連なる頂があり、一番高い峰が六ツ目山と言われているらしいのですが、はっきりした峰は三つしか確認できませんでした。


タクシーの運転手さん曰く、「讃岐の山は火山ではなく、もとは大きな山だったのが、次第に柔らかい土が浸食されて、尖った形になった」とのこと。屋島もその代表例だそうです。

 


国分寺町のいろんな謂れを聞いているうちに、ホールに到着。

 


美味しい楽屋弁当をいただき、いざ、開演──。


高座に上がるなり、私は六ツ目山の美しさを絶賛しました。「頂上まで登れるんですか? へぇ、登れるのん。登ったことある人? あ、4人ほど手が挙がりましたね」と、世間話のような感じで始まった今回の落語会(^0_0^)


『動物園』そうば

『稽古屋』米團治

   〈中入〉

『寄合酒』団朝

「寄席の踊り“桃太郎”」米團治

『子は鎹』米團治


高松国分寺ホール開館記念の落語会は終始、和やかな雰囲気で進んだと思います(^ー^) ご来場の皆様、ありがとうございました(^人^)


さて、終演後、帰りの電車の出発時刻までまだ一時間以上あるので、「よし、讃岐国一之宮の田村神社へ行こう」と、皆を誘いました。神社好きの私f(^_^)


実は、ここは是非とも一度訪ねたかった所なのです。全国に田村神社はいくつもありますが、ご祭神は殆んどが坂上田村麻呂公。でも、ここは倭迹迹日百襲媛命(ヤマトトトヒモモソヒメノミコト)が祭られているのです。奈良県桜井市にある箸墓古墳の被葬者と言われている倭迹迹日百襲媛命。古代史好きには、たまらない!


でも…何故ここが田村神社と名づけられたんだろう? ご存知の方、ご教示下さい!

 


三味線の律っちゃんこと、吉崎律子さんとツーショット☆


境内はとても広く、相撲の土俵も綺麗に整備されてありました(^0_0^)


由緒書きには「田村の大神は水の神。御神体は龍神なり」と記されています。ここは昔から伏流水の湧き水が溢れていた所だそうで、奥殿の下からは今も水が湧き出ているとのこと。

 


すなわち、御神体は竜神さんなのです☆

 


境内には素婆倶羅社、宇都伎社、宮島社、天満宮など、沢山の末社があります。

 
 

なかには、淡島社という露骨な神様も…(^o^)/


わらしべ七福神や十二支巡りなど、なかなかユニークな設えがなされている神社です。


また、ここは桃太郎伝説でも有名なんだとか。実は、ご祭神は倭迹迹日百襲媛命のほかに四体おられ、五十狭芹彦命、猿田彦大神、天隠山命、天五田根命。


このうち、五十狭芹彦命は倭迹迹日百襲媛命の弟で、四道将軍の一人として西海を鎮定し、吉備国の祖神となられたのだとか。つまり、桃太郎のモデルになった人なのです。(なぜ、この日、急に舞台で「桃太郎」を踊ったのか…、その答えがここにありました)

 


境内にはお姉さんと一緒にいる桃太郎の銅像もありました。


神仏習合の名残りを残しているのが、田村神社のすぐ近くにある一宮寺。

 


讃岐国一之宮に関わることから「一宮寺」と名づけられたとか。西国八十八ヶ所の第83番札所で、真言宗御室派のお寺です。

 


大師堂の中は厳かで情趣たっぷり☆

 


軽やかで心地良い音がした一宮寺の鐘♪~


独演会の後、足早に讃岐を満喫(^0_0^)

 


今回は讃岐うどんを食べる時間はありませんでしたが、帰阪後、新大阪駅構内で団朝・そうば・慶治朗とともに「美々卯」の“うどんすき”を満喫した私です(^q^)