2015.04.22 《第3回「いけだ落語うぃーく」》

今週、大阪府池田市では池田市民文化会館にて「いけだ落語うぃーく」が開かれています。

歴史的に呉服と酒処の街として有名な池田市──。北面には五月山、南には大阪伊丹空港があり、風光明媚さと便利さを兼ね備えた街です。上方落語でも『池田の猪買い』や『牛ほめ』などで池田が登場することから、池田市は文化行政面から落語を応援して下さっているのです。

「いけだ落語うぃーく」は、二年前に始まったイベント。落語作家の小佐田定雄さんと芸能史研究家の前田憲司さんがプロデューサーとなって、毎日趣向の違う落語会を繰り広げる一週間なのです。

私は二日目(21日)に出演。この日のテーマが「今宵はお茶屋ばなしで」。

なんと、先日、お座敷に上がった上七軒の「市」さんの所から、芸妓さんと舞妓さんが池田まで来て下さったのです。

0422①
市桃さんと、市まりちゃん。

満員のアゼリアホール(小ホール)は華やぎに満ちました\(^o^)/

「ご挨拶&解説」 小佐田定雄&前田憲司
『七段目』 米團治
『電話の散財』 花丸
『虱茶屋』 生喬
   〈中入〉
「お座敷遊び」 市桃、市まり、米團治、生喬、花丸、高橋まき、浅野美希
『愛宕山』 吉弥

中入後の「お座敷遊び」の枠では、芸妓さん舞妓さんとともに、お茶屋遊びの臨場感を出すことができました(^o^)/

上七軒に伝わる「愛宕山坂」や「はっは口説き」の踊りに始まり、皆で「トラト~ラ、ト~ラトラ」の拳で盛り上がり、最後は「祇園小唄」で締めくくりました(^0_0^)

お座敷芸を披露した後も、やはり結びは落語です。

この日のトリは吉弥くん! 高座に上がるなり「もう、あれで終わったら良かったのに…。華やかな舞台の後に私一人が出てきて、なんや罰ゲームを受けてるようです」と言って爆笑を取り、素晴らしい『愛宕山』を演じ、お披楽喜となりました☆☆☆

ご来場、心より御礼申し上げます(^人^)

終演後は、井口堂の交差点の角にある小料理屋「ちりとてちん」で酒宴の始まり(^_^)/□☆□\(^_^)

ここでもお茶屋ばなしで大いに盛り上がり、気づけば日付が変わっておりました(^o^)/

「いけだ落語うぃーく」は26日(日)まで続きます。最終日は「蝶六改メ、三代目桂花團治襲名披露公演」。蝶六くん、おめでとう!