2015.02.23 《「落語とクラシック」 in ブルゴーニュ 序章》

フランス公演、無事終了!

0223①

多くの方々のご協力により、フランス語での落語披露を成功させることができました(^人^)

今回は、ヴァイオリン・ピアノデュオの釋伸司さん智美さんご夫妻に、ボニリジャパン株式会社の西尾和浩さん容子さんご夫妻がツアーコーディネーターとして参加して下さり、そこに米朝事務所の滝川裕久マネージャーも同行するという“6人の旅”です。

西尾さんは兵庫県西宮市でワインの輸入販売をされている関係で、フランスにはとても精通されておられます。そんな関係でブルゴーニュ地方の中のボーヌでの「落語とクラシック」公演が実現したという次第。

17日(火)の朝、関西国際空港から一同、Air-Franceにて出発──。しかし、出国の時からヒヤヒヤものでした。

滝川マネージャーから「米團治さん、ほかの何を無くしてもいいですけど、パスポートだけは失わんといて下さいね」と百万回(雰囲気的に)言われた私は、常にパスポートがあることを確かめながら手荷物検査のゲートをくぐり、エスカレーターを降り、「大丈夫や。俺は慣れてるねん」と言い、意気揚々と出国審査場に向かいました(^0_0^)

行列に並び、私の順番まであと5人ぐらいになった時、ふと自分のケータイが無いことに気づき、滝川マネージャーに鳴らしてもらえど、身の回りから音はせず…。「どこにもあれへん。手荷物検査場まではあったんやけどなぁ…えっ、ひょっとしてそこに忘れたんか」と、慌てて後戻り。が、そこには下りのエスカレーターしかありません。周りに階段も無く、時間も無い…。“逆行禁止”の立て札が無かったので、「よし、滝川! 駆け上がるぞ」と、ええ歳したオッサン二人が下りエスカレーターをひたすら駆け上がり、手荷物検査場に戻ったら…。

ありました。私のケータイが!  しかも、携帯電話のほかに鍵の束と、出発ロビーの100均の店で買った簡易枕も一緒に忘れていたのです。パスポートの入った鞄のことばかり気にしてて、手荷物検査場でポケットから出してトレーにのせたものの存在をすっかり失念していたらしいf(^^;

係の方に「あぁ、日本で良かった。ありがとうございました。ホンマにありがとう」と(気持ちとしては)百万回お礼を述べて、ようやく出国審査場を通過。

同行のメンバーは呆れ顔。早速、私はこれまでの失敗談を物語ることに…(^o^ゞ

あそこで気づかずに出国していたら…と思うと、ゾッとします。

まだ関空に居る中でのドタバタ劇f(^_^;  珍道中に乞う、ご期待!

        (続きは次章で)