2010.12.26 「雀々落語のひろば in A&Hホール」

今日は大阪・千里の「雀々落語のひろば」にゲストで呼んでもらいました。 A&Hホールは満員のお客さんで埋め尽くされていました。

雀々さんの二番弟子、鈴々(リンリン)が可愛く『動物園』を演じ、続いて文珍兄さんの一番弟子、徳之島出身の楽珍くんが『蒟蒻問答』で爆笑を誘い、そのあと私が『らくだ』をやらせてもらいました。 なかなか演じる機会のない大ネタなので、チャンスを作ってもらい、嬉しかったです。 中入後、雀々兄さんが『不動坊』を熱演され、無事終了(^ー^)

打ち上げ会場には雀々さんのお母様とそのお友達の方々もいらっしゃいました。 ちょうど前日に、雀々さんがフジテレビの「すべらない話」でお母さんネタをされたところだったので、その話題で持ちきりになりました。 77歳とは思えぬ若さとバイタリティ-に、一同お母さんからパワーをいただきました。 思わず、私は「親子でM-1に出たら勝てますよ」と言うたけど、皆から「今日で終わりやがな」と突っ込まれました(^^; その最終回のM-1は笑い飯が優勝! 最後にようやく栄冠を手に入れることができ、良かったですね。

そう言えば、フィギュアスケートの浅田真央ちゃんもスランプを脱出し、嬉しいかぎり。 フィギュアって落語と似ているなぁとよく思うのです。 いや、勿論あちらのほうがメッチャ難しく、レベルに関しては雲泥の差があるのは百も承知なのですが、本番の前にかける集中力や、その日の体調やお客さんとの波長の合わせ方など、落語のそれに近いものがあるなぁとよく感じるのです。 同じネタを何度も繰り返すうちに磨かれて行くのも同じ。 今、ふと明日も『らくだ』をしようかな、と思った次第。・・・でも、お蕎麦やさんでの会だからどうかな・・・。

明日27日は年末の恒例行事になった京都・岡崎の蕎麦処「権太呂」での落語会(おかげさまでチケット完売です)。 この日が来ると「早いなぁ、今年ももう終わりか」と、しばし感慨に耽ります。明日は二回公演、楽しく勤めますね。

追伸…高座で楽珍くんが「日産の仕事で落語をしに行った時、社員の方にカルロス・ゴーンと間違えられた」って話──、ホンマに笑える。