2010.09.08 「情熱大陸×落語会」

4日(土)は赤坂サカスの赤坂ACTシアターで、TBSのテレビ番組『情熱大陸』に出演した噺家による落語会に参加しました。この催しは3~5日の3日間にわたる特別興行で、私の出演日は中日でした。ちなみに前日は立川志の輔・林家正蔵のお二人、翌日は立川談志師匠がお出になるという豪華な顔ぶれ。落語ファンならずとも観たいラインナップで、チケットは早々に完売でした。

面白い(というか、無茶ぶりな)のは、噺家以外にも、『情熱大陸』に出演したアーティストが同じ舞台に登場し、本芸を披露したあと、噺家とのトークもするという企画だったこと。私の日は落語家メンバーが私のほかに、立川談春、柳家花緑。そして、そこにゲストとしてギタリストの斉藤和義さんが加わったのです。ギター1本で日本武道館を満員にした男と、我々噺家がどうマッチするのか…最初はとても不安でした。というのも、出演順としては、花緑~談春〈中入〉斉藤和義ライヴ~米團治だったからです。音楽の後に落語かいな…できるんやろか。かつて道頓堀の角座で、かしまし娘のあとに出た噺家の気持ちがわかるような心境でした。でも、ふたを開けてみると、そんな不安はどこへやら、全員がうまく調和して、最後は爆笑トークでおひらきを迎えることができました(^0^)

あとの酒宴が盛り上がったことは言うまでもありません。

そうそう、なぜ私が出演できたかというと、二年前の秋、五代目桂米團治を襲名するに際し、小米朝から米團治に名前が変わる半年間を『情熱大陸』で取り上げてもらったからです。こんな豪華なイベントに参加させてもらえる私はホンマに幸せ者です。

ちなみにこのイベントは大阪でも行われます。私の出演は9月14日の夜。場所はOBPのシアターBRAVA! テレビ収録のないこの会は必見です! しかし、チケットはすでにSold out(のはず)。

そして、その興奮が醒めやらぬまま、翌日は噺家のまつりに参加していました。

(続く)