2013.08.13 《バリ島旅行》

この夏、私は家族でバリ島に行きました。

私の二人の子供(20歳の息子と、今年18になる娘)はこれまで全く海外に行ったことがなく、家族としては初めての海外旅行──。

父親としてカッコええとこを見せてやろうと意気揚々とインドネシアに入国したものの…、いきなりデンパサール空港の到着ロビーでポーターにスルスルと荷物を運ばれ、法外なチップを要求されてしまいました。皆さん、デンパサール空港では、荷物を運ばれないように充分気をつけましょうf(^^;

あとから『地球の歩き方』を読むと、「入国に際しての注意」の欄に、しっかりとそのことが書かれていました。せっかく本を購入しても、読まなければ“宝の持ち腐れ”…。意味を成しませんねf(^_^;

しかし、それ以外は、実に快適な4日間でした(^0_0^)

熱帯の国だから、さぞや暑いだろうなと思いきや、最高気温が30度、最低気温が22度。潮風も心地よく、大阪よりも数段過ごしやすいのです。ひょっとしたら、軽井沢よりも過ごしやすかったかも…。はっきり言って、バリ島まで避暑に行った形になりました(^ー^)

実は、旅に出るまでが大変だったのです。私と妻と二人の子供の休日スケジュールがなかなか合わず、ギリギリの立案となり、どこもかしこも満員札止め。もう無理かなと諦めかけた時、米朝事務所の旅行斡旋部長!?の阿部智恵マネージャーの見事な手腕により、魅惑のバリ4日間の旅が実現したという次第。JTBの利香ちゃんも色々ありがとう!

 

ホテル日航からの眺めは最高!!

バリ島は国としてはインドネシアに属するのですが、宗教はイスラム教ではなく、9割までがヒンズー教徒です。したがって、インドネシアのほかの地域とは文化が大きく違います。言葉も習慣も食べ物も…。事ある毎に彼らはジャワ人との違いを主張しているようでしたf(^_^)

驚いたのは道路の混雑。訪れたのがイスラムの祈りの儀式「ラマダン」が終わった時と重なったため、それでなくても観光客の多いこの時期に、ジャカルタ方面からラマダンを終えたジャワ人たちが休暇のため、クルマで(フェリーを利用して)どんどんやって来るのです。ただでさえ道路事情の悪いバリ島がクルマで膨れ上がり、島の中心部は大渋滞となっていました。道路整備が今後の課題でしょうね。

尤も、彼らからすると日本人が余計なのかもしれませんが(^o^ゞ

それはさておき、バリ人は信仰心が篤く、街の至る所に寺院がありました。学校でも、沢山の子供たちが整然とお祈りを捧げている光景をよく目にしました。宗教心や信仰心を疎かにさせない教育方針は、今の日本が大いに学ぶべきところだと思います。

現地人ガイドのウィダンさんによると、ヒンズー教の歴史はとても古く、仏教の源流にあたる宗教なのだとか。寺院によっていろんな神様が奉られているけれど、大元(オオモト)はブラマ、ウィスス、シワの三神で、それぞれの意味は次の通り。

ブラマは火の神で、象徴となる色は赤、化身の姿は白鳥。

ウィススは水の神で、象徴となる色は白、化身の姿は鷲。

シワは風の神で、象徴となる色は黒、化身の姿は牛。

それらが、三位一体で奉られてあるのだとか…。あっ、前回のブログの「鞍馬山の尊天」の話とオーバーラップしますよね。神仏習合は日本だけのことではなさそう。ヒンズーにもカトリックにも共通の精神があるようです。

ちなみに、ヒンズー教徒が牛を食べないのは、牛がシワにあたるからだそうです。そして、ガルーダ航空のガルーダとは鷲のこと。

さて、一歩郊外に出ると、たちまち田園風景が広がります。お米と果物はメッチャ豊富! 至る所に棚田がありました。インドネシアでは、お米は年に二度できるのだとか。さらにその上、とうもろこしも作るのだそうです。二期作&二毛作。時期はまちまち。稲刈りしてる横で、田植えをしていたり…。ここらが熱帯ならではの光景ですね。

さまざまな顔を持つバリ島ですが、限られた日数で美味しい所をええ具合に回れたのは、現地スタッフの方々が居たればこそ!

ニッコー・バリのさとこさんはじめ、沢山の現地ガイドの皆様、本当にありがとうございました(^人^) マトゥル・スクスマ! (バリ語で「ありがとう」の意。標準語の「トゥリマ・カシ」とは少し違います)

さて、今回の旅行で特筆すべきことができました。なんと、バリ島で三遊亭円楽さんに出会ったのです! つい先日、福岡の落語会でご一緒したばかりの円楽兄さんど再びバリで会うなんて! あちらも休暇で奥様と遊びに来られていたのだとか…。噺家同士、海外でばったり出逢うことはママあるとは聞いていましたが…。

円樂兄さんご夫妻は、我々家族のために、バリにある「竹」という日本料理店でご馳走して下さいました(^q^)  その後、とある方のコテージにお連れ下さり、我々をもてなして下さいました。子供らも大喜び!

お兄さま、いつもいつもありがとうございます(^人^) このお返しは、いつかどこかで☆☆☆