2010.11.17 「北陸はお菓子の宝庫」

今、北陸本線の特急サンダーバードの車内で、これを書いています。

今日は福井県で日本舞踊アカデミーASUKA「飛鳥をどり」にゲストで招いていただき、落語とトークで皆様のご機嫌をうかがいました(^ー^) 福井市の福井フェニックス・プラザの大ホールでの大イベントです。

飛鳥流の宗家、飛鳥峯王さんは父の世代の芸能人集団「上方風流(カミガタブリ)」の同人でもあり、私の出身校「関西学院大学」の大先輩でもあるので、昔から公私ともにお付き合い頂いているお師匠さんでいらっしゃいます。ちなみに、飛鳥流の舞台はとても華やかで、退屈しません。

当初は私、峯王さんの娘さんで家元の左近さんと舞台で相舞いをさせていただく予定でしたが、私の足がえらいことになったため、今回は座談と落語のみにしていただきました。でも、その分、高座は一所懸命勤めたつもりですが…、福井の皆さん、いかがでしたか? いや実際、今日のお客さんはとても温かく、気持ち良く演じさせていただきました(ネタは『かわり目』)。

でも、今日は帰阪しなければならぬため、滝川マネージャーと弟子の團治郎と私の三人は一足早く失礼して、福井駅へ。列車の時間まで40分ほどあったので、楽屋で食べそびれて持って出た弁当を広げ、「よし、ビールを飲もう」と、待合室で小宴会を開始。怪我のため9月中旬から控えていたアルコールを解禁! あ~美味し・・・。 でも、缶ビール1本で顔が真っ赤。またしばらく控えます。

ほろ酔い気分でサンダーバードに乗車。すると、車内でパチパチパンチの島木譲二さんと遭遇。その後ろには、湯ば~ばこと末成由美さん。吉田ヒロくんや内場勝則くんも…。吉本新喜劇ご一行の営業帰りと乗り合わせたのです。しかも、隣にはサッカーの釜本邦茂さん! もちろん釜本さんは新喜劇出演ではありません。別のお仕事でした。でも、皆が福井市内で仕事してて「偶然ですね」と挨拶しているうちに私は一層酒が回って来たので、自分の席に付き、何か酔いを覚ますものはないかなと、鞄の中をゴソゴソしていると、楽屋でいただいた和菓子を発見。飛鳥流の福井出身のお弟子さんから戴いた勝山銘菓「羽二重くるみ」でした。まぁ、この美味しいこと! 立て続けに2個、食べてしまいました。

そう言えば、先週11日には石川県金沢市に介護についての講演で行き、中田屋のきんつばをはじめとする色々な加賀の和菓子を堪能しました。で、そのあとに行った取材先で、「金沢のお菓子は美味しいですね」と言ったら、「いやぁ、珠洲のお菓子のほうが美味しいですよ」と仰り、何とすぐに送って下さったのです。 珠洲市の二三味(ニザミ)珈琲と古川商店のお菓子。まぁ何と深い味わいなんでしょう。お酒を控えなければならぬ私にとって、天から降り注いだ贈り物です。

あ、その取材内容は25日に石川県立音楽堂で開催する「おぺらくご」についてのことでした。そう、来週も金沢にまいります! その話はまた次回。ここしばらく、毎週サンダーバードに乗っている米團治です。