2013.06.03 《桂米團治独演会 in 大田》

翌朝は大田市へ移動です。一泊二日だけれど、巡業気分(^0_0^)

 

 

益田駅から大田市駅までは特急で1時間13分。特急と言えど、2両編成。

 

浜田市を打ち過ぎて、美しくも哀愁を帯びた日本海を眺めているうちに、はや大田市駅に到着。

 
 

 

「おおた」ではなく「おおだ」と濁ります。ここは世界遺産に認定された石見銀山で有名な所。

 

 

楽屋弁当にも「銀山」の名が付いていました(^q^)

 

今回は大田市民会館のリニューアル・オープン記念として「桂米團治独演会」が企画されたのです!

 

ところが私、今まで一度も大田市に来たことがありませんでしたf(^^;  初めて訪れた街で、いきなり独演会。いささか不安もあったのですが、お客様はとても温かく迎えて下さいました(^人^)

 

とは言うものの、会場が1000人収容の大ホールだったので、力不足の私としてはかなり大変…(^^ゞ  後ろ側にはロープを張り、お客様を前に固めて、雰囲気を作っていただきました。

 

でも、この日のお客様はとてもご陽気でした(^0_0^)  「空席以外は立錐の余地もございません」という第一声からドッと受け、どんどん盛り上がるのです。ひょっとして本当に満員なのでは…と錯覚するほどの賑わいを呈していました(^o^)/

 

『青菜』米輝

『看板のピン』米團治

『片棒』歌之助

『はてなの茶碗』米團治

    〈中入〉

『質屋芝居』米團治

 

トリネタに芝居噺──。これで幕を下ろしても良かったのですが、前日に「桃太郎」を踊ったことがまだ記憶に新しく、大田市民会館のリニューアル記念ということもあったので、この日も最後に踊りを付けました(^o^ゞ

 

ご来場の皆様、ありがとうございましたm(__)m よろしかったら、ご感想をお寄せ下さい(^人^)

 

次回までには、大ホールを満員にできる芸人になるぞ☆☆☆

 

さて、帰りは出雲空港までタクシーで行き、そこから伊丹空港へ飛ぶという行程です。JACの最終便までかなり時間があったので、急遽、物部神社に参拝することに…(^-^ゞ

 

神社好きの私ならではの我儘。滝川マネージャー、ありがとう(^人^)

 

 

ここは石見国一之宮。御祭神は宇摩志麻遅命(ウマシマヂノミコト)。すなわち、饒速日命(ニギハヤヒノミコト)の御子神です。神武天皇の東遷以前から大和を統治し、物部氏の始祖として崇められてきた饒速日命の御子を祭る神社だったのです。

 

宇摩志麻遅命は鶴に乗って当地に降り立ち、八百山で国見をされていたのだとか。継体天皇の御代(西暦513年)に、八百山の麓に社殿が建てられたので、今年は創建1500年に当たります。

 

たまたま本殿で赤ちゃんのお宮参りの方の祝詞(ノリト)が奏上されていたのですが、奈良県桜井市の石上神宮の祝詞ととてもよく似ていました。なるほど、物部の祖神なのですね。

 

 

社殿奥の八百山の頂きに祀られている宇摩志麻遅命の御陵にも参拝しました。

 

ここは石見国。出雲国との微妙な違いを感じることができました。

 

さて、我々はタクシーでその出雲国へと入り、空港に到着。

 

旅の最後の難関は、弟子の米輝にありました。彼は至っての飛行機嫌い。図体は大きいくせに、飛行機と虫が大の苦手なのです。しかも、この日はプロペラ機(SAAB 340)。

 

 

ビクつく米輝をよそに、私はビールを飲みながら「わぁ、サーブや。かっこええなぁ」と、一人ご機嫌(^o^)/

 

すると、離陸の直前──。

 

 

めっちゃ綺麗な夕陽を拝むことができました。

 

 

しかも、少しも揺れることなく、伊丹に着陸(^0_0^)

 

心に残る石見の旅となりました(^ー^) 感謝(^人^)