2013.03.16 《米朝一門会 in 神戸》

16日(土)は神戸文化ホール主催による「米朝一門会」がありました。

 

 

神戸市営地下鉄「大倉山」駅前に立つ神戸文化ホールは、いつ見ても新しく感じるのですが、実は今年で開館40周年を迎える老舗のホールなのです。オープンしたのが1974年──、私がまだ中学3年の時。その時、ここの大ホールでN響を聴いたのが、生のオーケストラとの出会いの最初でした♪ 大きな音のかたまりがお腹にズドンと入ったのを、つい40年前のことのように覚えています(^o^ゞ 思えば、あの演奏会はホールができてすぐの時だったんですね。

 

 

今回の落語会は、中ホールでの開催。910席、二階の後ろまでぎっしり詰まったお客さんの前に出るだけで、とても気持ちの良いもんです(^ー^) 前座から大きな拍手で迎えられ、賑々しく始まりました。

 

『平林』ちょうば

『動物園』南天

『稽古屋』米團治

『鹿政談』南光

   〈中入〉

『読書の時間』塩鯛

『文七元結』ざこば

 

今日のざこば兄さんの『文七…』は、噺の途中に説得力のあるセリフが追加され、ネタの深みが増して行きました。

 

終演後、そのことをざこば兄さんに話すと、「ふと思い付いて、入れてみてん。やるたんびに変わるわ。まぁ、まだ固まってないっちゅうこっちゃ」と謙遜されていましたが、なんのなんの。いい芝居を観ているようでした(^0_0^)

 

完成型でなくとも、プロセス(過程)が楽しめるというのもいいですね。

 

そうや、私もプロセスを楽しみながら演じることができる噺家となろう!

 

だから、皆さん、未完成でも許してねf(^_^;