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2013.01.25 《米團治門下の新年宴会》


先日、ウチの一門の新年宴会をしました。場所は京都・祇園の「廣島家」──、そう、弟子を連れてお茶屋へ上がったのです!


 

 

考えたら、米朝一門はかつては弟子一同、若いうちから師匠に連れられ、お茶屋に上がっていたものです。右も左も分からぬ時に、師匠の鞄持ちをしながら、見よう見まねでお座敷遊びに興じている内に、いつしかそれなりの形になって行ったもの。ところが、今や米朝は寄る年波で、なかなかお座敷に上がりません。ならば私がと…いや、あくまでも修業の一環ですよ。團治郎・米輝・慶治朗という弟子三人を連れて、徹底的に遊びました!

 

最高の贅沢を教えることも師匠の務めだと思うのです。えっ、自分が楽しみたいだけやろって? わかりますかf(^_^; 確かに、弟子以上に、私がはしゃいでいたようです(^o^ゞ

 

でも、私は常々、お茶屋こそ日本文化の最高峰が凝縮した所だと思っています。町家の風情から、着物から、調度品の端々に至るまで…。

 

まず、新年の祝杯を上げた後、「菱岩」の美味しい仕出し料理を味わいつつ、芸妓さんによる井上流の京舞を鑑賞します。京都は昔からの習慣で、「芸者」と言わずに「芸妓(ゲイコ)」と言います。小梅さんの『梅にも春』と、佳つ菊さんの『萬歳』。

 

上品な中に色気の漂う京舞の後、チャリ舞が始まりました。というか、私から踊り出しましたf(^_^; お茶屋にあった浴衣を洋服の上から羽織り、『奴さん』だよ──。

 
 
一番は男舞。二番は女形。

 

続いては、


 
米輝の登場──。


 
芸妓さん方、お腹を抱えて大笑い!

 

その後、


 
「虎とら」や「駕籠で行くのは」などの拳遊びに興じているうちに──。


 
なぜか私の上に芸妓さんが乗ってしまった。


 
最後は、女将さんから手ほどきを受け、


 
師弟一緒に『新撰組』。「チイタカ、タッタッタ…」。


 
いつしか私は、祇園甲部で一番人気の舞妓、紗月ちゃんとツーショット。

 

その後、芸妓の小燿さんと舞妓の紗月ちゃんを連れ、意気揚々とラウンジ「孝鶴」へ行き、もうひと騒ぎした…らしいねんけど、全然覚えてへん。

 

かくして、祇園の夜は更けてゆきました。

 

弟子三人に告ぐ。この日の端唄とチャリ舞をきっちり覚えるように! そして、私の醜態は忘れるように☆

 

〈追伸〉…お座敷遊びを詳しく知りたい方は、(株)ヴィワンから出ている『桂米團治のお座敷遊び』をご覧下さい! ([商品紹介]の項、参照)