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2012.12.14 「事始め──、米朝一門が武庫之荘に集結!」


12月13日は“事始め”でした。芸事に携わる者が師匠の家を訪れ、「ことし一年ありがとうございました。来年もよろしくお願いします」と、ご挨拶する日です(^0_0^)

 

お正月は舞台人は結構忙しいので、いつしか年末に集まる風習ができたと言われています。日付に関しては諸説ありまして…、お琴の十三弦に引っ掛けて、13日となったとも…。

 

毎年この日は必ず、京舞の井上八千代さんの家が新聞やテレビで報道されます。今年もそうでした。祇園甲部の舞妓さんがそれぞれ鏡餅を持って、お家元に「来年もよろしゅうお頼申します」とお辞儀をして、銘々が扇子を受け取る光景が映し出されます。

 

でも、事始めの儀式をしているのは井上流だけではありません。米朝一門も毎年、尼崎市武庫之荘の米朝宅に結集するのです。現在、米朝一門には直弟子・孫弟子・曾孫弟子・玄孫合わせて66人の弟子がいます。その光景たるや壮観です。

 

井上流との違いは、ウチは挨拶の後に酒宴となること。

 

昨日も午後2時過ぎから宴会が始まりました。宴たけなわとなり、夕刊が届いた時、団朝君が「ほら、今日も新聞に祇園の事始めが載ってる。たまにはウチも撮りに来てもらいたいよなぁ」と発言。

 

「そうやなぁ」と私も応じましたが、よくよく考えてみると、ヴィジュアルが違います。あちらは艶やかな着物に身を包んだ舞妓さん! 一挙手一投足が絵になります(^0_0^)

 

対して、こちらはむくつけき野郎ども…あぁ、女流の噺家も数名いますが…。

 

おカネのかけ方も違います。あちらは銘々がお餅を用意して、お貯め(お返し)に扇子をいただきます。ウチは全員でお鏡を一つ用意するだけ。一人当たりの餅代は、150円。お貯めは、ビール券2枚(2000円)! しかも、一時間後にはそこいらで酩酊してる人が続出します(^o^ゞ とても心温まるニュースとしては使えないことが分かりました。

 

でも、楽しかった!

 

米朝師匠、来たる巳歳もよろしくお願い致します☆☆☆


 
全員でお鏡一つ(^ー^) 最近は、尼崎の菓匠「彩花苑」で誂えています。