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2010.09.24 「やはりライブは面白い」


11日(土)には東京・日経ホールで三遊亭圓歌師匠との二人会がありました。私が昼間兵庫県高砂市での一門会を終えてから入るスケジュールだったもので、圓歌師匠が先の登場となったのです(恐縮)。その高座で師匠は私の父(米朝)との関係をかなり詳しくお話し下さいました。実は、私が生まれる前から(すなわち米朝が独身の頃から)二人は胒懇の間柄で、圓歌師が私の母を口説いたこともあったのです。そんな話を滔々と述べられました(詳しいことは会場に来られた方々だけの内緒にしておきましょう)。そして、『中沢家の人々』を熱演――。休憩後、私は高座に上がるなり、「圓歌師匠が中沢家をされたので、私は中川家の人々を喋ります」と言って、我が家の内情を披露(暴露)しました。圓歌師匠!とても和やかな雰囲気を作って下さり、誠にありがとうございました。またどこかでお手合わせをお願い致します。


13日(月)は熊本での独演会。ここは熊本労音さんが昔から力を入れて開いて下さっているお蔭で、やはり毎年訪れております。ただ、落語にちょうどいい大きさの産業文化会館のホールが閉鎖されたため、今回は熊本県立劇場演劇ホールに場所を変えての開催でした。会場はやりやすい構造でしたし、お客さんも良かったので、とても熱い空気を作ることができました。ただ、ホールが大きいため、2階席・3階席にやや空席がありました。次回はもっと腕を磨いて、満席にしようと思いますので、熊本の皆様!応援よろしくお願いします!! 終演後はほぼ毎年顔を出す小料理屋「藤よし」で美酒と美肴に酔いしれました。


翌14日(火)は、大阪での「情熱大陸・落語会」。「4日の東京での興奮をもう一度」とばかりに、意気込んで楽屋入り。この日のメンバーは、米團治・談春・花緑、そして、あのトータス松本さんでした。噺家の顔ぶれは同じで、ギターライヴが斉藤和義さんからトータス松本さんに変わっただけでした。まぁ、東京と同じパターンで行けるだろうと思いきや、トータス松本さんによるオープニング曲が終わり、幕が下り出すと、シアターBravaの客席から一斉に「えー、もう終わり?もっとやってぇ~」という罵声にも似た声が飛び交いました。ここらが東京と違うところ。赤坂ACTシアターでは、斉藤さんの一曲が終わって幕が下りても「あぁ、こういう演出なのね」と、納得して下さるのです。でも、大阪はすぐに声に出す。おそるべき大阪人…私も大阪人ですが。で、あとに出た花緑ちゃんが「最初にお断りしておきますが、トータス松本さんはまた出ます。だから、安心して私の落語を聴いて下さい」と言って、場内、大笑い。終始、笑いの渦が巻き起こる会となりました。テレビ収録が全くなしの毎日放送のイベント――、「コンサートも落語も、やはりライヴは面白い!」改めて、そう思えた一夜でした。