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2012.09.10 「あ~、また客席で写真を撮る人が居た」


 

9日(日)の動楽亭昼席では私、トリを勤めさせていただきました。この日は同じ時刻に梅田のサンケイホールで「桂ざこば独演会」があったので、お客さんの出足を心配していたのですが、沢山お集まりいただき、嬉しい限りでした(^0_0^)

 

『普請ほめ』二乗

『平林』ちょうば

『厩火事』米紫

『遅れてきた盗人』雀松

   〈中入〉

『不精の代参』宗助

『親子茶屋』米團治

 

今日も陽気なお客様に支えられていたのですが──、私がマクラからネタに入った頃、前から4列目あたりの70歳ぐらいの男性がカメラを取り出し、私を写し始めたのです。丁度ツラツラと喋らなければならないところで、気になるわ止められないわで、大変でした。

 

デジカメゆえ、フラッシュも無ければ、音もしない。だから、周りの人もあまり気づかない(ので、よけいに始末が悪い)。5枚ほど撮ったところで、ようやくカメラを鞄に仕舞われたので、ホッとして落語を続けていたのですが、後半、お座敷の場面になった途端、再びカメラを取り出し、パチパチと私を撮り始めるではありませんか。もう耐えられない。落語を止めて、「すみません、カメラはやめて下さい。気になって仕方ないんです」と言いました。その男性は恐縮してすぐにカメラを仕舞われましたが、当然その瞬間に空気は乱れます。その後、お客さんを落語の世界へ戻すのに、ひと汗かきました。幸い、ほかのお客さんが好意的な方々ばかりで、何事も無かったかのように私の噺に集中して下さいました。ありがとうございましたm(__)m

 

しがない噺家の繰りごとで、すみませんm(__)m

 

「撮影禁止」と「ケータイの電源オフ」は貼り紙にも書いてあるし、舞台をご覧いただく時の常識です。肖像権の問題もさることながら、演者や周りのお客さんに大きな迷惑を与えることになるのです。

 

ケータイの電源消し忘れはうっかりの場合があるにせよ、写真撮影は確信犯です。落語の最中に客席でコソコソと写真を撮る人を見た瞬間、私はイライラ状態になると同時に、とても悲しくなります。この悲しさは警察がネズミ捕り(レーダーによる速度超過の取り締まり)をやってる所を通過する時の気持ちに似ています。なんと姑息なことをするんだろう…と。

 

そう言えば、先日、久しぶりに吹田市桃山台の交差点の南行きの側道でネズミ捕りをやっていた! これだけは一日も早く廃止してほしい!!

 

話が横にそれましたが、上演中は写真撮影などしないのが当たり前。ここまで言わないとアカンのが寂しい限りですが…。「お前、偉そうに言うて、それに見合うだけの芸があるんか」と訊かれれば、決して大きな顔ができる私ではありませんが、写真撮影に関しては殆んどすべての舞台人の共通認識だと思っております。舞台以外では、時間の許す限り、ニコニコと撮影に応じておりますので、どうぞお気軽にお声掛け下さい☆