2016.10.06 《「乙夜寄席」へ、いらっしゃ~い 》

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実は私、只今、公益社団法人「上方落語協会」の副会長なのであります。

桂文枝会長のもと、昨年度までは春之輔兄さんと鶴瓶兄さんの二人が副会長職を担っておられ、私は幹事長というポジションだったのですが──。

この春、二年に一度の会長選挙が行われ、文枝会長が再選。その時に会長が「幹事長てな肩書きは、なんや分かりにくいから、君も副会長になってもらいたい。で、きん枝さん・仁智さんにも加わっていただき、五人の副会長という体制で進みたい」と仰ったのです。私は「五人て…多過ぎませんか」と質したのですが、「いや、会則には“副会長は若干名”としてある。250人以上いてる中での5人は若干や」「確かに…そうですね」と、有難く副会長職を拝命。連日、重責に汗をかいております(^^;)

私の担当は、若手の育成。二年前に始まった「若手噺家グランプリ」に加え、今月から始まる深夜寄席の執りしきりです。

東京・新宿の末廣亭で話題を博している深夜寄席にあやかろうと、文枝会長の提案で実施することに──。若手育成委員長の米二兄さんを中心に会合が持たれ、竹林さんのアイデアで「乙夜寄席」と命名されました。「おつやよせ」でもよいのですが、「お通夜寄席」と誤解されぬよう、「いつやよせ」と読ませることにした次第。

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乙夜とは旧暦の時間の刻み方の一つで、夜を「甲乙丙丁戊」の五つに分け、甲夜が午後7時~9時、乙夜が午後9~11時、丙夜が午後11~午前1時、丁夜が午前1時~3時、戊夜が午前3時~5時と定められたのだとか。そして、乙夜は文人たちが読書などをして教養を高める時間にしていたことから、「乙夜寄席で行こう」と決定。

果たして、若手の落語で教養が高まるのかどうか…(^◇^;)

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先日、記者会見も実施しました。第1回は10月11日(火)です。

どんなお客様がお越し下さるのか、全く未知数。若い女性なのか、ほろ酔い気分のオッサンなのか、たまたま大阪へ出張に来た会社員なのか…全く分かりませんが、午後9時45分から午後11時まで、1,000円で楽しめます。

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「乙夜寄席は、いつや」てなこと言わないで、第2第4火曜の夜9時半には繁昌亭へいらっしゃ~い!