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2016.01.15 《春團治師匠、逝去──。》


0115①

14日(木)の朝刊を見てビックリ!    春團治師匠がお亡くなっていたとは…新聞を見るまで全く知りませんでした。聞けば、ご家族と直弟子の方々だけで既に密葬を済まされたとのこと。

お中元やお歳暮など、時候の挨拶に伺えない時はお手紙や品物を送るのですが、いつの頃からでしょう、必ず師匠自らお電話を下さるようになったのです。

それが、昨年の暮れには奥様が代わりにお電話を下さり…、かなりお悪いのかなと思いながらも「どうぞお身体お大切にとお伝え下さい」とだけ申して、電話を切りました。

それからほどなく、まさか他界されるとは…。

でも、長い闘病生活もなく…、最後までかっこいい生き方を貫かれた人だと思います。

“爆笑王”という異名を持つ初代からの桂春團治の名跡を今に伝え、噺家同士で「三代目」と言えば春團治師匠のことを指すほど、大きな存在感をお持ちの方でした。

多くの上方の噺家がそうであるように、私も三代目師匠からいろんなことを教わりました。

でも、今、思い出すのはトチった話ばかり──。落語の稽古をお願いしておきながら、すっかり稽古日を忘れ、一日中、師匠に待ちぼうけを食わせたこと。巡業先の温泉で身体をしっかり拭かぬまま脱衣場に出てきた私を咎めた師匠に対し、その場でふりちんのまま土下座したこと。私の米團治襲名が決まった時、舞台袖で次の出番を待っておられる三代目師匠の目の前で、観客に向かって「この度、春團治を襲名する運びとなりました」と叫んでしまったこと…などなど。

なんのお返しも出来ぬままになってしまいましたが…これから少しずつではありますが、三代目師匠の華麗で完成された芸域に近づくために精進いたします。

0115②

そちらは四天王(松鶴・米朝・春團治・文枝)揃い踏み!    楽しい酒宴となりそうですね !!

0115③

天上界で一献酌み交わしながら…できますれば、後輩の活動ぶりを温かく見守ってやって下さいませ。

☆合掌☆