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2010.08.15 「開通前夜」


ホームページ立ち上げの前夜、私は何故か緊張しています。先程まで、ざこば兄さんの実家に作られた動楽亭という寄席小屋で自分の研鑚会を行い、お客さんの温かい拍手に送られ、意気揚々と楽屋を後にして帰宅した途端、どんどん血の気が引き出しました。

 
ブログが書けないのです。ウチのスタッフは「軽く、サーッと書けばいいんですよ」と言うのですが、それができない。いや、私は昔から新聞や雑誌の原稿はずっと書いてきました。だから、そういうかっちりしたコラムを書くことに慣らされてきたのです。毎回毎回が一つの作品。まるでキャンバスに油絵を描くがごとく、書いては消し、書いては消し・・・、どんな短いエッセイを仕上げるのにも丸二日は時間を費やしてきたのです。でも、そんな風にブログを書いていると、それこそ仕事ができなくなります。私はスタッフに訊きました。「大体、原稿用紙で何枚くらいがいいのかな?」「いや・・・原稿用紙という発想を捨てて下さい!思いついたことを短く、端的に書くんですよ」。再び血の気が引き出しました。


 「どないしよう・・・」しかも私はアナログ人間。実はこの文章も手書きで書いてスタッフにFaxし、それをパソコンで活字に打ち直してもらっているのです。私ができるパソコン操作は、何かを検索するときに言葉を入力することだけ。しかも、その時、アルファベットのキーボードの上には、右手の人差指が一本フラフラ動いているだけ・・・まるでオヤジのピアノ演奏。


 妻がパソコンではがきを印刷したり、弟子がMDやCDをダビングする姿を見ては、いつも感心しています。その上、恥ずかしながら私、デジタルカメラさえ使えないのです。シャッターは押せても、そのあとどうしたよいのか分からない・・・。おそらく来年7月のデジタル放送への切替日には、私、アナログテレビと肩を組んで涙の酒盛をしていることでしょう。


 そんな私がホームページを立ち上げるのですから、「責任者出て来い!」と言いたくなる人も多いのではないでしょうか。あ、責任者は私です。責任者はいい加減ですが、管理人がしっかりしているので、どうぞご安心ください。


 実は、この日が訪れるのを予期してか、朝日放送の私のラジオ番組のディレクターが、番組ホームページに私のブログの欄を作ってくれていたのです。「ザ・シンフォニーホールアワー」の中の『アワー良くば、すべて良し』というコーナー。論文のようなブログが綴られていますので、こちらもあわせてご覧ください。


 そうそう、私の本業は落語をすることです。私の所属会社である㈱米朝事務所のホームページにはさまざまな落語会の案内が載せてありますので、どうぞ参考になさってください。


 私のホームページやブログに関するご意見・ご感想・お問い合わせはホームページからメールでお寄せください、と管理人が申しております。


 平成20年の10月に、小米朝から米團治に名前が改まり、「五代目桂米團治襲名披露公演」というタイトルで、多くの先輩方のお力添えのもと、全国巡業を遂行することができました。この上は、さらにたくさんの方々に落語の面白さを知っていただこうと、新機軸を打ち出した次第です。何とぞ、ご愛顧賜りますよう、よろしくお願いいたします。


 それでは、いよいよ開通!