2015.04.19 《第10回「桂米團治独演会」 in 名古屋》

三日連続独演会──。

18日(土)は愛知県名古屋市へと移動。アスターミュージック主催の「桂米團治独演会」も10回目を迎えます(^∧^)

朝から快晴に恵まれ、心はウキウキo(^o^)o

新大阪駅南側のパーキングにクルマを預け、「なか卯」で朝食。

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慶治朗は「牛小鉢付き、おくらと玉子の混ぜごはん」を、私は「ハイカラうどん」を注文(^0_0^)

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「なか卯」のうどんは美味しいなぁ。私は、身体を温めるため、テーブルに置いてある付け合わせの紅生姜を入れて食べるのが定番になっています(^q^)

新幹線ののぞみに乗車してからも、ハイカラうどんのことが頭から離れませんでした。

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車窓から景色を眺めるに、農家の方はそろそろ田植えの準備に取りかかっておられるよう↑↑↑

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はて、ハイカラうどんて、関西の言葉やったよなぁ…。

ネットで調べたところ、“丼と京風うどん”のチェーン店「なか卯」は、今は株式会社ゼンショーの傘下に入ったけれど、元々は大阪のお店なのだとか。だから、鰹と昆布の出汁加減が絶妙なんや☆

ちなみに、「ハイカラうどん」というメニューは、大阪以外の人には通じにくいですよね? 天カスの入ったうどんのことです。

あ、「天カス」という言葉も関西人以外には分かりづらいかな(^o^ゞ 天ぷらを揚げる時に、小麦粉だけがパラパラと飛び散って細かく丸く揚がる“衣のカス”…東京で言う「揚げ玉」のことです。いつの頃からか綺麗な揚げ玉が商品化されていますが、我々関西人はわざわざ買いません。天ぷらを揚げる時にできた天カスを残しておいて、それをうどんに入れるのです。

大阪発祥の「なか卯」ゆえ、天カス入りのうどんを「ハイカラうどん」という名前で売り出し、全国展開しているお蔭で、少しずつ認知度が増してきたようです。しかし、東京では天カス(揚げ玉)入りのうどんは「ハイカラ」とは言わず、「たぬき」と呼んでいます。

この命名の由来については、最近「天ぷらの具がない…つまり、タネが抜いてあるから、たぬきだ」なんて説が飛び交っていますが、私には全く理解できません。タネ抜きをタヌキだなんて…。やはり、これは「天ぷらだと思ったのに、よく見たら衣だけだった。だまされた」という気持ちから、「たぬき」と命名されたのが正解だと思います。

昔から、人を化かす対象の動物が狐と狸であり、すでに「きつね」は揚げ入りのうどんとして定着していたことから、その対を成す「たぬき」が名前に使われたのではないでしょうか。

念のため申しておきますが、「きつねうどん」の由来は、お稲荷さんの卷属である狐の好物が油揚げであることから、揚げ入りのうどんを「きつね」と呼ぶようになったのです。(釈迦に説法ですみません。お若い方のために書きました…あ、若い子はこのブログ読まないかf(^^;)

それはさておき──。

「きつね」の具は全国ほぼ同じなのですが、「たぬき」に関しては地域によって中身がバラバラです。

東京は先程申した通り、天カス(揚げ玉)入りのうどんのこと。

ところが、京都へ行くと、(ときに刻んだ揚げもある)きつねうどんの餡掛けのことを「たぬき」と言うのです。

そして、大阪では揚げ入りの汁蕎麦…すなわち、東京で言う「きつねそば」が「たぬき」になります。

ところ変われば品変わる。面白いなぁと思っているうちに、“きしめんと味噌煮込みの街”名古屋へと到着(^-^ゞ

今回の会場は、中電ホール。お蔭さまで、チケットは早くから完売! またまた“米朝効果”を感じた次第f(^_^;

さて、楽屋には、きしめんではなく、ひつまぶしでもなく──、

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「なだ万」のお弁当が用意されてありました。あ~美味しかった(^q^)  確か、「なだ万」も大阪発祥でしたよね。

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さぁ、いよいよ本番──。お蔭さまで、大入満員! 明るく陽気に盛り上がりました(^-^)/

『手水廻し』 そうば
『天狗裁き』 米團治
『ちりとてちん』 南天
『蔵丁稚』 米團治
   〈中入〉
『地獄八景亡者戯』 米團治

『天狗裁き』はまだまだ父の足元にも及びませんが、『蔵丁稚』は一味違う色が出せたかなぁとf(^ー^;  『地獄…』は前日に続いてフルスロットルで弾けました(^o^)/

沢山のご来場、心より御礼申し上げますm(__)m

次回、9月26日(土)の先行予約もかなり申し込みがあったとのこと☆ 名古屋の皆さん、ありがとう(^人^)

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あっ、名古屋で「たぬき」を注文したら何が出てくるのか、訊くの忘れた(^^;

どなたか、ご教示を!