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2013.12.05 《おいでなんしょ寄席》


日本は広い。


 

 

噺家になって35年──。結構あちこち回ってきましたが、まだまだ訪ねていない所は沢山あります。

 

長野県飯田市もその一つ。城下町の面影を残す風光明媚な文化都市であるということは聞いていましたが、大阪からは(東京からも)交通の便があまり良くないこともあり、一度もここを訪れたことがなかったのです。

 

今回、落語会の出番をいただき、飯田行きが実現。実は、寄席文字の橘左近師匠が飯田市のご出身なのです。左近師匠と地元の有志の方が「おいでなんしょ寄席」を始めたのが平成元年。もう37回を数えるんだとか。

 

12月3日(火)の第37回「おいでなんしょ寄席」は“平治改め、十一代 桂文治襲名披露”との銘を打っての公演。したがって、私以外は江戸勢です。

 

大阪からは豊橋まで新幹線で行き、そこから飯田線で北上するのかと思いきや、主催者さんからいただいたチケットは中央本線経由。名古屋から特急しなので中津川まで行き、そこからタクシーで約50分というルートです。それでも、飯田線経由よりは早いのだとか。

 

ちなみに、江戸組は中央本線の茅野からやはりタクシーで約1時間。


 

 

行くのに時間がかかるというのも魅力なのかもしれません☆☆☆

 

行きのタクシーの運転手さんが飯田の歴史を色々と教えて下さいました(^0_0^)  人口は約10万人。昭和22年の大火を機にリンゴ並木ができたこと。長野市善光寺の阿弥陀如来はもとは飯田市の元善光寺にあったこと。本来、その仏像は大阪にあったこと。人形芝居のさかんな街でもあり、人形劇フェスティバルも開かれていること…などなど。

 

ここまで聞いたからには…と、多治見市に続いて、私は地名を織り込んでの『掛け取り』をすることに…(^-^ゞ

 

会場となった飯田文化会館。



 

割烹「片桐」の楽屋弁当と、飯田名物「一二三屋まん十」を堪能し、いざ開演(^0_0^)

 

「口上」 文治&小遊三&米團治&昇々

『初天神』 昇々

『掛け取り』 米團治

『短命』 小遊三

    〈中入〉

「座談」 左近&小遊三&米團治&文治

『源平盛衰記』 文治

 

橘左近師匠は来年傘寿におなりとは思えぬ若さです。ダンディーな格好で座談の進行役をつとめて下さいました(^0_0^)

 

ご来場まことにありがとうございました(^人^)

 

終演後は、スタッフの皆様とともに、割烹「花れ」で打ち上げ(^_^)/□☆□\(^_^)


 

乾杯に相応しい発泡型の日本酒☆


 

信州牛のにぎり寿司と、飯田の地酒(^q^)


 

仕上げの日本酒は松本市の純米吟醸!


 

橘左近師匠と桂文治さんと私。美酒と郷土料理に酔いしれました(^o^)/

 

驚いたのは、スタッフの殆んどが飯田市役所の職員さんだったこと。公的な文化会館の運営がどんどん指定管理者制度を受け入れて行く現状にあって、飯田文化会館はその道を選ばず、市の職員の方が運営に携わっているのです。飯田が文化都市だと言われる理由の一つなのかもしれません。

 

よし、次回は豊橋駅から飯田線の列車に揺られて飯田市に入ろう(^ー^)