2019.04.28 《4月後半の落語会、そのほか》

0428①

今上天皇のご譲位により、平成の御代が終わります。

 

平成が始まったのは丁度バブル経済の最高潮の時でした。振り返ると、あっと言う間の30年だったような気がします。いつの世も「光陰矢の如し」ですね。

 

せめて、今月だけでも振り返りましょう。

 

0428②

桜花爛漫の季節の中で華やかに繰り広げられるのが京都五花街の春のおどり。今年は祇園甲部の「都をどり」と上七軒の「北野をどり」を楽しみました。

 

0428③

「都をどり」は祇園甲部歌舞練場の建て替えのため、今年は南座での上演! また、「北野をどり」の充実ぶりには舌を巻きました。大変面白いお芝居仕立てになっていて、飽きることなく花舞台を堪能した次第☆

 

そうそう、今年はOSKの「春のおどり」は観そびれてしまいましたが、タカラヅカは観ることができました。

 花組の東京公演『カサノヴァ』! 明日海りおさんの歌と芝居にはシビレました☆☆☆ たまたま新人公演も観ることができ、帆純まひろさんのガンバりにも大拍手! 素敵な舞台に出合うと、明日への活力に繋がりますね。

 

0428⑤

ところで、7日(日)の午後2時半からは、大阪・中之島のリーガロイヤルホテルで笑福亭松之助師匠を偲ぶ会が開かれました。

 

献花によるしめやかなセレモニーの後には、お酒や料理がふるまわれ、宴が始まったのです。

 

弟子代表の挨拶は明石家さんまさん。「息子ののんきが偲ぶ会をすると言うので、『しのぶ』というタイトルだけはやめてくれと言うたんですが…」という切り出しで大爆笑。終始、賑やかな宴席となり、93歳で大往生を遂げられた松之助師匠を愉しく偲びました。

 

 

0428⑥

また、その翌週には現在、奈良国立博物館で開催中の「国宝の殿堂 藤田美術館展」を見学☆

 

明治時代に活躍した大阪の実業家、藤田傳三郎男爵と二人のご子息が私財を投じて数々の文化財を収集し、それを公開すべく立ち上げたのが藤田美術館。只今、リニューアル工事のため休館中であることから、奈良国立博物館での御披露目となったのだとか。

 

仏教美術作品の豊富さと質の高さに舌を巻きました。特に目を見張ったのが曜変天目茶碗☆ 茶碗を見ているだけで宇宙空間に吸い込まれていくような気持ちになりました。

 

こちらは6月9日(日)まで開催しているそうです。

0428⑦

 

さて、四月後半の落語会は次の通り☆

 

▼ 動楽亭昼席

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20日(土)14時開演

大阪・西成、動楽亭にて

 

『いらち俥』 弥っこ

『皿屋敷』 鯛蔵

『親子酒』 宗助

『百年目』 米團治

   〈中入〉

『野崎詣り』 春雨

『植木屋娘』 枝女太

 

▼「千里山 元気! 寄席」

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21日(日)14時開演

大阪府吹田市、千里寺にて

 

『米揚げ笊』 慶治朗

『義眼』 紅雀

『稽古屋』 米團治

 

▼ 繁昌亭昼席

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22日(月)~28日(日)13時開演

天満天神繁昌亭にて

 

桂慶治朗、桂ちきん、笑福亭遊喬、タグリー・マロン、笑福亭達瓶、笑福亭円笑、〈中入〉 宮川青丸とん子、旭堂南陵、笑福亭竹林、桂米團治

 

但し、米團治は27日(土)のみ休席。

 

▼「桂米朝一門会」in 大阪

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29日(月・祝)14時開演

大阪・安土町、ヴィアーレ大阪にて

 

これは大阪市教職員組合の組合員さん対象の落語会。

 

桂優々、桂歌之助、桂南天、桂千朝、〈中入〉 桂米團治、桂雀三郎。

 

▼「火曜の朝席」

0428⑫

30日(火・祝)10時開演

天満天神繁昌亭にて

 

笑福亭智丸、桂慶治朗、笑福亭智六、桂米團治、林家染雀(主任)。

 

0428⑬

元号の変わり目に合わせるかのように姿を消すのが、泉の広場の噴水です。大阪・梅田の地下街の一つ、ホワイティうめだの東端、泉の広場の噴水が撤去されることになり、連日多くの人で賑わっています。

 

0428⑭

大阪万博が開かれた1970(昭和45)年に作られた噴水が無くなるのは、我々世代にとっては寂しいかぎりですが、これも時代の流れ。

 

0428⑮

5月からは新元号「令和」の幕開け! 皆さん、新たな気持ちで仕事に励みましょう。