2013.01.24 《ありがとう 藤本義一さん》

昨年の10月30日に他界された藤本義一さんを偲び、感謝の意を送る「ありがとう 藤本義一さん」というタイトルの宴(ウタゲ)が大阪・中之島のリーガロイヤルホテルで開かれ、私も出席しました。

 

奥様、統紀子さんの「賑やかな会にしていただきたい」というお気持ちが伝わったのか、会場となったロイヤルルームには沢山の芸能人が詰め掛け、まるで今から結婚披露宴でも始まるのでは…と見紛うばかりの華やかな雰囲気に包まれていました。

 

 

コシノヒロコさんの発起人代表挨拶に始まり、桂文枝会長による笑いたっぷりの献杯発声。

 

着座での食事だったので、同じテーブルの方々と義一先生の思い出をゆっくりと語り合うことができました。

 

ステージでは、難波利三さんと新野新さんが作家としての義一さんの偉大さを紹介された後、大森一樹さんが映画界における義一さんの重要性を披露。そして、若かりし頃の福團治師匠が主役を勤めていた映画『鬼の詩』をダイジェストで上映。

 

そのほか、西川きよし師匠や大村崑さんの爆笑トーク、小曽根実・安藤孝子・旭堂南陵のお三人による“11PMトーク”、はたまた松尾貴史による藤本義一ものまねトークなど、スピーチは多岐にわたりました。藤本義一先生の交友の幅の広さを大いに感じた次第。

 

 

また、田辺聖子さんからの手紙が読まれたあと、イラストレーターの成瀬國晴さんが義一さんの命日を「蟻君(アリンコ)忌」と名付けられた経緯について話されました。

 

 

次女の芽子さんは、お父さんが大好きだった歌『サマータイム』を熱唱。

 

お配りものの中には、たる出版から発行されている「ほろ酔い手帖『たる』2月号=藤本義一追悼号」と、「旅は絵ごころ」と題した藤本義一画文集が入っていました。そうか、義一先生は絵も描いてはったんや!

 

 

只今、この二冊を読みながら、藤本義一さんの凄さを実感しているところです☆☆☆