2011.11.07 「鈴木美智子さんとの朗読劇」

昨年6月28日、ラジオ・パーソナリティーの鈴木美智子さんからお誘いを受け、大阪・大丸心斎橋劇場での朗読の会に出演させていただきました。鈴木美智子さんと言えば、関西ではまず知らぬ人がない女性アナウンサーの代表です。民放が開局した頃から活躍されており、今なお現役。「鈴木美智子、小山乃里子、浅川美智子。さて、一番年上は誰?」というクイズは、業界に今も伝わる難問です。MBSの『ありがとう浜村淳です』で浜村さんのパートナーを長年勤めて来られ、そこを離れた後もアナ・トーク学院を開設されるなど、常に「喋り」の研究を精力的に続けて来られた鈴木美智子さんが、数年前から力を入れておられるのが、朗読の世界。


昨年の会では、まず鈴木美智子さんがフリートークでお客さんを充分温めた後、私が舞台に登場し、二人で桂三枝作『君よ、モーツァルトを聴け』を朗読形式(半分漫才形式)で語りました。休憩の後、今度は谷崎潤一郎原作の『春琴抄』を朗読劇にして披露──。これが凄かった。美智子さん扮する春琴の愛らしいこと! 「この人、歳いくつやねん?」。佐助に扮する私は、感動を覚えながら彼女のお相手を勤めさせていただいたのです。


その『春琴抄』が好評を博し、このたび芦屋ルナホールで再演されることになりました。11月18日(金)午後6時半開演。秋の夜長に、春琴と佐助の愛らしさに浸ってみませんか? お問い合わせ・ご予約は、大阪よみうり文化センター(06-6361-3325)、 もしくはローソンチケット(0570-000-407)まで。