2011.03.16 「乗り越えられない試練は訪れない」

今日は大阪でも雪が舞う天気となりました。 さぞや被災地の方々は厳しい寒さと闘っておられることでしょう。 心よりお見舞い申し上げます。

 

阪神大震災の時を振り返ってみますに、最初の一週間はとても長く感じました。 おそらく今回も、先行きの見えない状況の中、「まだ4日目」 「まだ5日目…」 と、不安に苛まれている方も多いことだろうと推察しております。

 

どうか、根(コン)詰めずに、ある種ゆったりと構えて下さい。 乗り越えられない試練は訪れません。 長丁場になりますが、がんばり過ぎず、でも決してあきらめずに居て下さい☆

 

国のために身体を張って、命を賭けて、何千度もある原発の燃料棒の冷却に直接携わっている現場の皆さん! 本当にありがとうございます。 そしてご苦労様です。 今日も奇跡の到来を信じて祈ります☆☆☆

 

我々、一般の国民は自己防衛に努めるよりほかはありません。 私もこれからは決して雨や雪には当たらず、甲状腺の疾病に使われているヨウ化カリウムの錠剤や、ルゴール液をできたら調達しようと思っています。

 

今はまだ一般の国民は被災地に入れないので、落語会が開催できる間はしっかり本業に従事して、“笑い” でお客さんに元気を振り撒いて、来たるべき時期に備えようと思っています。 ちなみに、今夜は神戸文化ホールでの 「米朝一門会」 でした。 かつてメチャメチャに破壊された神戸の街は、今は穏やかです。 ざこば・八方・南光の三人のお兄さん、そして歌之助・そうばの両君とともに、私も思い切り高座を勤めました。 暗い世情にありながらも、落語会の間だけはお客も演者も一つになり、大いに盛り上がりました。 何だかこのエネルギーは被災地へのエールのようにも思えて…、神戸での落語会は力強さを感じました。