2013.01.20 《京の冬の旅、非公開文化財特別公開》

今月16日(水)、初詣を兼ねて、またまた京都へ行きました。神社仏閣参拝仲間の明神ファミリーと一緒に、私の運転で(^0_0^)

 

はっきりと行き先を定めぬ旅。導かれるままに回りますf(^_^;

 

まずは、山科の日向大神宮に行きました。「ひむかいだいじんぐう」と読みます。山科区とは言えど、ほとんど東山区…蹴上のウェスティン都ホテルの近くなんですが、かなり見つけにくい所にありました。

 

 

ここに来たのは初めて──。こんなに穏やかで、柔らかな氣を発している神社があるなんて! 全く思ってもみませんでした。

 

第23代顕宗天皇の御代に創建されたとあるから、相当古い神社です。日向大神宮──、「京の伊勢」とも呼ばれています。御祭神は、外宮(下の本宮)が天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)と天津彦火瓊々杵尊(アマツヒコホニニギノミコト)、内宮(上の本宮)が天照大御神(アマテラスオオミカミ)と宗像三女神、すなわち多紀理毘賣命(タギリヒメノミコト)・市寸島比賣命(イチキシマヒメノミコト)・多岐都比賣命(タギツヒメノミコト)となっています。

 

 

いわゆる元伊勢とは、また少し違うエネルギーを感じました。まさに「京の伊勢」。知る人ぞ知るお宮さんなのでしょうね☆☆☆

 

さて、次に訪れたのが、高尾の神護寺。

 

 

平安京造営に力を発揮した和気清麿公が、いまの愛宕神社の前身、愛宕白雲寺などとともに建てた愛宕五坊の一つだとか。のちに「神護国祚真言寺」と称して、空海や最澄を招いたことから、平安仏教の発祥地となったそうです。

 

その後、空海がこの寺の繁栄に力を注ぎ、高野山真言宗遺迹(ユイセキ)本山、高尾山神護寺と呼ばれるようになりました。

 

 

金堂のご本尊、薬師如来立像を見ているだけで、時間が止まったかのように、心が安らぎます。たまたまそこにおられた谷内弘照貫主とお話しをしているうちに、貫主が私の落語会に時々足を運んでおられることが分かり、感謝感激。いろんな方面に話題が及び、「一度、金堂で落語をしていただけませんか」と言われ、びっくり! 「わぁ、願っても無いことです。是非よろしくお願いします」と申しておきました。実現すると、いいなぁ☆☆☆

 

 

その後、名物の「かわらけ投げ」を楽しみ、冬の神護寺をあとにしました。

 

駐車場に使っていた秋葉荘のおばあちゃんの屈託ない笑顔が印象的でした。我々のクルマが見えなくなるまで手を振って下さいました\(^o^)/

 

そして、最後に訪れたのが、御室の仁和寺。

 

 

第58代光孝天皇が発願され、第59代宇多天皇の御代、仁和4年に完成したことから、仁和寺と命名されました。

 

ちなみに、元号が寺号となっているお寺は、このほかには三つだけ。延暦寺、建仁寺と、上野の寛永寺。

 

仁和寺は応仁の乱で跡形もなく焼け落ちたものの、徳川三代将軍家光公の加護を受け、また慶長の御所造替とも重なり、御所から多くの建造物が下賜され、宮門跡寺院として栄えてきたそうです。

 

今は真言宗御室派、総本山仁和寺として、世界遺産になりました。

 

「わたしゃお多福、御室の桜、鼻は低ても人が好く」。春、一斉に境内狭しと咲き誇る背丈の低い御室の桜が有名ですね。

 

 

御殿の庭はとても綺麗に掃き清められ、とても清々しい気持ちになれます(^ー^)

 

そして、普段は非公開の金堂と五重塔がちょうど特別公開をしていたので、貴重な文化財を拝むことができました☆☆☆

 

 

京都と言えば、桜か紅葉の季節が似合いますが、その時期は夥しい観光客の数にうんざりすることもあります。その点、冬は人が少ない。しかも、この時期、第47回京の冬の旅「非公開文化財特別公開」と称して、さまざまなお寺でいろんなイベントが企画されているようです。皆さんもこの機会に冬の京都に行かれては(^0_0^)?

そうそう、2月3日(日)は京都で私の独演会がございます。こちらもよろしくお願いします。『厄払い』というネタは滅多に演じません。それこそ、非公開文化財特別公開(^o^ゞ 詳しくは[出演情報]をご覧あれ☆☆☆