2018.03.21 《 第10回記念「桂米團治を聴く会」@ 本長寺 in 大阪 》

18日(日)、春のお彼岸の恒例行事となりました大阪・谷町の本長寺での落語会が、今年も盛大に開かれました。

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昭和24年に先代(四代目)の米團治師匠が上方落語の復興を祈念して当寺で落語会を開かれた御縁により、私が五代目として米團治を襲名した時から毎年開催していただくことになった「桂米團治を聴く会」── 。お蔭さまで、第10回を迎えました。

十周年の記念として、今回は「米團治一門会」と銘を打ち、三人の弟子の落語を順に聴いていただくことに…。

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司会はいつものように当寺の檀家でもあられるイラストレーターの成瀬國晴さん。御年82歳とは思えぬ若々しさをお持ちです。

お蔭さまで、皆よくウケて、私もホッと一息☆

「ご挨拶」 瀬川和久住職
『子ほめ』 慶治朗
『長短』 米輝
『七段目』 團治郎
『正月丁稚』 米團治
「鼎談」 瀬川和久 & 桂米團治 & 成瀬國晴

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沢山のご来場、まことにありがとうございました。

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最後は三味線の浅野美希ちゃんも登場し、勢揃いで挨拶をした後、「米朝締め」で御披楽喜☆

実は、この度、姫路在住の落語研究家、小澤紘司さんの調査により、父・米朝も昭和25年4月30日に本長寺で『皿屋敷』を口演していたことが判明。人間はさまざまな御縁により導かれているのですね。

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ここ日蓮宗の宝珠山 本長寺は、詩人の薄田泣菫(ススキダ・キュウキン)ゆかりの寺でもあります。

十年という道のりを越えた今、またしっかりと新たな一歩を踏み出そうと誓った次第☆