2018.01.25 《新年は服もクルマもイタリアン!》

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かねてより私はドイツ大好き人間。高校時代に1ヶ月だけホームステイしたことがきっかけとなり、ドイツ語を少しかじるようになり、(オーストリア人だけど)モーツァルトの音楽に傾倒し、ドイツ車を所有するようになり、NHK教育テレビの「ドイツ語会話」にまで出演したという経緯の持ち主なのです。

でも、ここ数年はドイツとは対称的な隣国、フランスとのご縁ができ、ブルゴーニュ地方のボーヌでフランス語での落語を披露した私。

さらに、今年はイタリアン!

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大阪・中之島のリーガロイヤルホテルでソムリエを勤める中村哲さん。彼とは10年来のお付き合い。フットサル仲間でもあるのですが、彼に紹介してもらったミラノ在住の日本人テーラー、井上勇樹(イノウエ・ユウキ)さんの仕立てにより、スーツを誂えたのです。

「本場イタリアで認められる職人になる」という夢が叶った井上さん。年に3回ほど帰国し、日本の顧客の注文も受けているのだとか。

採寸から縫製まで、すべて一人で行うので、どんなに早くても一年はかかるのです。

生地を選ぶところから始まり、こまめに修正が施されます。

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時間がかかるのが却って良いのかも。どんどん愛着が湧いてきます。仮縫いの段階で、心ウキウキ↑↑↑

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一年以上かけて、ようやく完成☆

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いかがですか、ジャストサイズのミラノ・スタイルは? 背の低さ、足の短さがあまり目立たないと思いませんか。

そして、もう一つ──。

クルマもイタリアンに!

かつて私はイタリア車を所有していた時期がありました。イタリア車好きが集まるサークルで見つけた真っ赤なアルファロメオ…いわゆる「アルファ・ロッソ(Alfa rosso)」というやつ。

155ツインスパークという2リットル4気筒エンジンの軽快なクルマ!

中古車だったけど、4ドアでトランクも意外に広い。すっかり気に入って購入した次第。

この時、お世話になった八光自動車工業株式会社の四角隆弘(ヨスミ・タカヒロ)さんとは、以来、20年以上の付き合いになります。

イタリア車の難点はよく壊れること。これまで仕事先へ間に合うかどうか、どれほど気を揉んだことか…。尤も、それを跳ねのけて余りある走りの愉しさこそが“イタ車”の真骨頂なのですが。

結局は故障が続いた15年前、再びドイツ車に切り換えた次第。

ところが、一昨年の秋、四角さんから電話が入り「ようやく米團治さんのお眼鏡に適うクルマが入りました。マセラーティ(Maserati)です。故障がうんと減りましたし、トランクも広くなりました。見台や太鼓も充分入ると思います」との知らせ。

久しぶりに試乗したマセラーティは、快適そのもの。室内はゆったりしてるし、トランクも広い。何よりスポーツカーゆえ、ブレーキ性能が抜群です。

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「還暦に向けて、人生最後の大きな買い物をさせて」と、妻を説得し、ローンを組んで、クワトロポルテSを購入。

ちなみに、クワトロポルテ(Quattroporte)とは「4ドア」という意味のイタリア語。

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「マセラーティ心斎橋」のメンテナンス工場となっている天王寺サービスセンターにて、納車式☆

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納車後、最初に運転したのは、なんと團治郎! トランクに衣裳鞄や鳴物類を詰め込んで、関空まで走行──。

後日、米輝と慶治朗にもハンドルを握らせました。

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兵庫県三田市の光円寺の若住職も満悦なご様子☆

実は、購入後、既に一年が経過しているのです。

1年点検の時、サービスの青山さんに「全然、故障せえへんやん」と言うたら、「期待外れでスミマセン」と返されました。

この冬はメッチャ寒いから、もう少し春めいてから、遠出をしようかな。ドライブ・レポートに乞う、ご期待!

今年は服もクルマもイタリアンで「ペル・ファヴォーレ(per farvore)!」。

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でも、ワインは…やっぱりフランスになってしまうかな?

そうそう、15年前に購入したメルセデス・ベンツも未だ手放さず、まもなく走行距離が33万㎞に達するところです。

……どこがイタリアンやねん。