2015.08.01 《上方文化再生フォーラム @ トリイホール》

31日(金)、大阪・千日前のトリイホールでの「上方文化再生フォーラム」に出演。今年も大いに盛り上がりました(^o^)/

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大阪ミナミの飲食店の店主や商店街の幹事さんなどで構成された上方文化再生実行委員会の主催で、毎年数回にわたり開かれている「上方文化再生フォーラム」──。

今年度は6回開催。それぞれの顔ぶれは京山幸枝若、桐竹勘十郎、中村鴈治郎、山村友五郎、高世麻央、そして桂米團治。

私の出演の日は毎年「煎茶・一茶菴」の家元、佃一輝さんとの対談と決まっています。毎回、一つの食材にテーマを絞って、上方文化論を展開。いつ頃からか、お客様にも試食していただくコーナーができ、それを楽しみにお越し下さる方も多いとか(^0^;)

今回のテーマは「牛肉」。

実は、米朝が大の肉好きでした。

父を偲びつつ、牛肉の歴史について佃一輝さんといろんな話が展開( ^^)/

その中で、遅くとも平安時代には日本人は牛肉を食べていたであろうことが判明。太秦・蚕ノ社の牛祭りや、技術集団「秦氏」の話でも盛り上がりました。

また、牛だけでなく、鹿や馬、犬やムササビなど、大抵のものは食べていただろうと推論。豚は早くから飼育していたそうです。

江戸で肉と言えば、豚。上方で肉と言えば、牛。その成り立ちについても、話が弾みました。

さらに、明治以降の牛肉メニュー、すき焼き、しゃぶしゃぶ、鉄板焼などは、すべて日本発の料理!    たぶん、関西人のアイデアであろうと、私が発言。佃先生、苦笑しつつも賛同して下さいました(^人^)

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後半は、「はり重」のご主人、藤本稔さんも加わり、道頓堀再生に向けての思いの丈をお喋り下さいました(^O^)v

「今、新町や福島あたりにお洒落な店がどんどんできています。なんで道頓堀に来ないのか。地代が高いからですよ。なんとか工夫でけんもんですかなぁ」

道頓堀を愛してやまぬ藤本さんの思いがひしひしと伝わりました☆☆☆

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終演後は、「はり重」で宴の始まり(^o^)/\(^o^)

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司会の坪内美樹さん、「うどんの今井」の今井徹さん、トリイホールの鳥居学さんも加わり、美味しい「はり重」のすき焼きをいただきながら、ミナミ再生への方策について大いに語り合いました(^-^*)

その後は、向かいの秘密のバー「イヴ」で飲み直し。

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いつしか、ミナミの夜は更けていきました。

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次回は8月15日(土)午後3時から、中村雁治郎さんとともに語り合います。乞う、ご期待(^-^)