2014.07.01 《「米朝落語全集」完結!》

ようやく「米朝落語全集」増補改訂版(創元社刊)がすべて完成!

 

 

 

昨年の11月6日(米朝の満88歳の誕生日)に第一巻と第二巻が同時発売され、その後、ほぼ一月に一冊のペースで刊行。このほど第八巻が出版され、完結に漕ぎ着けました☆

 

ここまで来るには並大抵でない苦労がありましたが、今振り返ると「勉強になったなぁ」と、感謝することばかり(^人^)

 

1975(昭和55)年に旧版が出て以来、33年目の増補改訂──。「米朝落語の定本」とも言える逸品に仕上がったと自負しています。

 

 

 

殊に、第八巻には自筆原稿の写真や随筆、病牀日記、小咄集などが散りばめられてあり、落語ファン垂涎の書となったようです。艶笑小咄集のページもなかなかのものですよ(^0_0^)

 

各巻4,500円(税別)で、全部買ったら36,000円(税別)という高価な額になってしまうのですが、値段以上の価値はあると思います☆☆

 

まるで、米朝の声が聞こえてくるかのように仕上げられた速記本「米朝落語全集」増補改訂版。よろしかったら、ご覧あれ☆☆☆

 

 

 

30日(月)にはその「米朝落語全集」完結の記者会見が新宿の紀伊國屋書店本店であり、沢山の新聞記者さんに囲まれました。

 

その後、中央区の日本橋社会教育会館でやってる「瀧川鯉昇・三遊亭遊雀──かがやくふたり」に立ち寄り、お二人にご挨拶(^0_0^)

 

期待通り…いや、期待以上の高座を聴くことができ、大満足(^o^)/

 

鯉昇さんの『粗忽長屋』には抱腹絶倒! 「そんな馬鹿な…いや、これでこそ真っ当な粗忽者なのかも」と思える高座に遭遇。『粗忽長屋』の概念が完全に変わってしまいました。心の底つから笑わせていただいた次第(^ー^)

 

その後に出た遊雀さんが、また凄かった! 「このあと、何ができるんですか」と言いながら、『初天神』を熱演。二重三重の笑いが巻き起こりました(^o^)

 

私はこの日は帰阪せねばならなかったため、前半で会場を出ましたが、あとで訊いたところ、全体の番組は次の通りだったそうです。

 

『桃太郎』 鯉毛

『粗忽長屋』 鯉昇

『初天神』 遊雀

   〈中入〉

『十徳』 遊雀

『ねずみ』 鯉昇

 

読んでも聴いても、落語は楽しいですね(^ー^)

 

江戸の大きなエネルギーをいただき、今日は大阪ミナミで高座を勤めます(^0_0^)