2014.05.26 《大津市民会館~天満天神繁昌亭》

25日(日)は滋賀と大阪で、落語会の掛け持ちでした(^-^)


まずは、滋賀県大津市での「はつらつ寄席」。米輝の運転で名神高速を一路東へ──。


 

この日はとても穏やかな天気で、大津S.A.からの琵琶湖の眺めもゆったりとしていました。


 

会場となっている大津市民会館は琵琶湖畔に面しています。


 

初夏の淡海(ウミ)、ひねもすのたりのたりかな。


 


「はつらつ寄席」は桂三風くんがプロデュースしている落語会。小ホールは200人を越えるお客様でぎっしり満員! 賑々しく始まりました(^0_0^)


『田楽喰い』 智六

『手水廻し』 松五

『引き出物』 三風

   〈中入〉

『青菜』 かい枝

『稽古屋』 米團治


ご来場、ありがとうございました(^人^)


終演後、私は天満天神繁昌亭へと向かいます。


 


毎月25日の夜席は「天神寄席」──。菅原道真公の命日が延喜3(西暦903)年2月25日であり、また生まれた日が(定かではありませんが)承和12(西暦845)年6月25日と伝えられていることから、菅原道真公を祀る天満宮では25日が縁日となっているのです。


天満天神繁昌亭がオープンしてからずっと25日には「天神寄席」が開かれてきたのですが、最近、観客動員数が目減りしていたため、去年私が恩田支配人に「新しい趣向を考えてはどうですか」と提案。すぐに春之助兄さんが動いて下さり、大阪天満宮文化研究所の高島幸次さんとのコラボ企画が実現したという次第。


 


リニューアル第1弾は、大阪大学の理事であり副学長でいらっしゃる大竹文雄さんを招いての鼎談付きの落語会。テーマが「経済は落語よりも奇なり」。


 

会場は補助席まで出る賑わい(^o^)/


『道具屋』 あおば

『はてなの茶碗』 文昇

『つぼ算』 仁嬌

   〈中入〉

「鼎談“経済は落語よりも奇なり”」 大竹文雄&桂米團治&高島幸次

『千両みかん』 米團治


鼎談では、『つぼ算』にひっかけて大竹先生が出される“ひっかけ算数問題”に驚きの連続☆


また、高島先生からは『はてなの茶碗』のサゲ前の台詞「十万八千両」にはちゃんとした意味があること(鴻池さんに関する当時の大坂での事件に関わること)や、「関白・鷹司公」は鷹司政通に比定されるであろうことなどを教えていただきました☆☆


そうなると、「鴻池善右衛門」は表千家の第10代家元に師事した九代目の善右衛門ということになり、さらに「時の帝」は第120代の仁孝天皇である公算が強まります。(謎の死を遂げた孝明天皇である可能性も考えられますが、時代の状況的に少し無理が生じます)


『はてなの茶碗』が天保年間に生まれた噺であろうことを知った私は、この日のテーマである“経済”のことを忘れるほど興奮してしまいました☆☆☆


ご来場の皆様、誠にありがとうございました(^人^)


終演後は、天三商店街近くの「ロマンチック食堂」で、幸南食糧の川西修さんも加わり、打ち上げが開宴(^_^)/□☆□\(^_^)


落語会同様、宴会もメッチャ盛り上がりました\(^o^)/  皆さん、おおきに(^人^)