2012.11.19 「東海道松竹落語会 in 扶桑」

18日(日)、林家正蔵・柳家花緑・桂米團治の三人が東海道を旅しながら落語を演じる「東海道松竹落語会」も佳境に入りました。今日は愛知県丹羽郡扶桑町の扶桑文化会館での公演です。

 

考えたら、ここは街道筋からはえらく離れていますが、まぁ、ちょっと寄り道をしたということで…(^o^ゞ

 

でも、扶桑町は文化活動が盛んな土地で、会館の楽屋にはこれまでの自主公演のポスターが貼られているのですが、能・狂言・歌舞伎・文楽といった古典芸能からクラシック音楽・ジャズといった洋モノまで、あらゆるジャンルの一流どころが押し寄せているのです。

 

爽やかな秋晴れとなったこの日──、我々一行は名鉄「扶桑」駅から徒歩で“文化の小径”を通って楽屋入り。

 

 

今日も沢山のお客様が我々を温かく迎えて下さいました(^人^)

 

今までサイコロの目で大きな数字が出せず、まだ一度もトリを取っていない正蔵さん。「今日こそはトリを取りたいなぁ」と言って、順番決めに臨んだ結果──。

 

まず花緑ちゃんが「5」、続いて私が「6」。もう誰の目にも正蔵のトリは無くなっただろうなと思った時、なんと彼は「1」を出しました。もう一度振れます。すると、今度も「1」。場内、興奮の渦が巻きます。そして、続いて出た目が「6」! 1+1+6で「8」となり、正蔵さん、初のトリとなりました!!

 

「ご挨拶と順番決め」米團治・正蔵・花緑

『金明竹』たこ平

『火焔太鼓』花緑

『七段目』米團治

   〈中入〉

「楽屋風景」米團治・正蔵・花緑&それぞれの弟子

『ねずみ』正蔵

 

いやぁ、今日の正蔵さんの『ねずみ』、めっちゃ良かった! 感動しました!

 

楽屋トークで、「扶桑町には名産が無いの?」と言い合っていたけれど、あとで“なにわ伝統野菜”の一つである「守口大根」が今、ここで沢山栽培されていることを知りました。

 

文化のまち、扶桑の皆さん、ご来場ありがとうございました(^人^)

 
京都に向かって陽気に旅を続ける三人(^ー^) 19日(月)の夜は南座で千秋楽です☆☆☆