2012.09.13 「箱根を堪能」

先日、仕事の後、フラッと箱根へ行きました。そこで箱根湯本の芸者さんの一人、優美子さんのお座敷芸を見て、感心しました。

 

小気味良い「奴さん」を踊られた後、胡弓演奏まで披露。中国の二胡とは一味違う日本の胡弓の音色を聴いたのは初めてでした。訊けば、日本の胡弓奏者の第一人者である木場大輔さんに師事しているとのこと。日本古来の三弦胡弓のほか、四弦の胡弓にも挑戦されている木場大輔さんのお弟子さんなら、さもありなん。

 
うっとりとする音色を奏でる優美子さんの胡弓を弾く姿。

  

翌日、私は久しぶりに箱根を堪能しました(^ー^) 関西で例えるなら、さしづめ箱根は有馬温泉なのでしょうが、有馬より数段でかい! 全然規模が違います。温泉場だけでも、湯本・芦ノ湖・塔之沢・宮ノ下・大涌谷・小涌谷・強羅・仙石原…と20箇所ほどあり、それぞれが全く違う顔を持っているのです。

 

また、美術館も沢山あり、それぞれが借景を利用して建てられてあるので、とても心が和みます(^ー^)

 

この箱根の山を守っているのが、箱根神社。主祭神は瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)、木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)、彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)の三神。

 
長い石段を登って、まずは本殿に参拝。

 
続いて、本殿横の九頭龍神社にお参り。ここの龍神水は有名です。

 

そして、帰りは石段でない道をたらたらと下るのですが、途中の「龍神社」と書かれた祠からはとても穏やかな氣が感じられました。

 
やさしい龍神さんが住んではるような…(^ー^)

 

さらに下へと降りた所に池があり、そこにおわすは弁天さま(市杵島姫命)。

 
ここも実に穏やかな空気に包まれていました。「淀の鯉」ならぬ「箱根の鯉」(^ー^)

 

その後、私は芦ノ湖の畔にある九頭龍神社本宮へと向かいます。駒ヶ岳のロープウェー乗り場から、西へ歩くこと20分。

 
あまりの神々しさに時の経つのを忘れます。

 

導かれるままに林道を抜けた所に、龍神さまはおられました☆☆☆

 

本宮から見る芦ノ湖。

 

近くの白龍神社にもお参りし、神氣をいっぱい戴いた私は、駒ヶ岳ロープウェーに乗り、いざ山頂にある箱根神社の奥宮へ──。ここには日本の根本の神様である天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)が祭られているとのこと。

 

ところが、箱根の天気は変わりやすい。一転、霧がかかり、一寸先も見えぬ状況に…。でも、とても神秘的! 幻想的な世界の中でお参りを済ませ、おみくじを引くと──、

 
大吉でした(^o^)/


九頭龍神社本宮で売られていた「九頭龍カステラ」も美味しかった(^q^)

 

その後、箱根ロープウェーに乗り、大涌谷駅に着いた時、雲間から富士山を拝むことができました\(^o^)/

 
夏の富士は白い雲に黒い頂きという姿が似合います。

 

箱根の山は天下の嶮(ケン)♪ この素晴らしい霊山には何度も足を運びたくなるなぁと思いながら、帰路につきました!