2011.12.08 「宮古島紀行 一日目」

12月6日、悪天候の中、那覇から宮古に向けて“条件便”が飛び立ちます。ドアが閉まった時、機長からのアナウンスが…。皆ドキドキして聞き入ります。「只今確認した情報によりますと、宮古空港は着陸できないような天候ではないとのことです」。「やったぁ!」と歓声を上げる我々一同(ほかのお客は結構冷静f(^_^;)。


「雨が降るということは龍神さまが歓迎しているという証拠だから、大丈夫ですよ」。龍神さんの話を始める明神さん。実は今回、明神さんから「とても素敵な龍神さまが宮古島あたりにいるそうなので、一緒に逢いに行きませんか」とのお誘いを受け、「はい、喜んで!」と快諾した次第。


もちろん私の目には龍など見えないけれど、その存在は信じます。ブータンのワンチェク国王はその感覚を日本の子供たちに見事にお話しされましたよね。「自分の心の中の龍を育てましょう」と。


目に見えるものだけを信じるのではなく、目には見えねど、例えば「ここの空気はいい」とか「悪い」とか言ったりすることはよくあるはず。山・川・岩・水・樹木など、自然のあらゆるものに畏敬の念と「ありがとう」の気持ちを持つ心こそ、物質的な充足が行き着くところまで行ってしまった現代社会においては、大事なことだと言えるのではないでしょうか。


あ、また長くなってしもたf(^^;


揺れながらも、ジェット機は無事着地し、レンタカーで宮古巡りを開始しました。


この日の収穫は、仲原(ナカバル)鍾乳洞を見つけたことです。観光マップには載っておらず、宮古島の人でも知らないことが多いと言われる鍾乳洞。サトウキビ畑の農道を走り、道路工事のおじさんや民家の人に何度も訊きまくって、ようやく辿り着きました。鍾乳洞入口の扉を開けた時、受付のおばさんが「よくここがわかりましたね」だってf(^_^;


私はこれまで沖縄本島の玉泉洞には二回行ったことがありましたが、仲原鍾乳洞はそことは対極的な感じです。東洋最大級を誇る玉泉洞はさまざまな飾り付けが施されていますが、仲原は地元密着型の鍾乳洞。規模こそ小さいけれど、手に取るような目線で身近に見ることができます。そして、至る所に泡盛の瓶が置かれているのです。地元の人が貯蔵のために置いているのだとか…。年中、気温が20℃ほどの洞窟は、夏は涼しく冬は暖かく、泡盛の保存や熟成にぴったりなんだとか。たまにワインの瓶も置いてありました。石灰質の洞窟の恩恵! やはり、西南諸島は珊瑚礁が隆起してできた島なんですね。

  

  
家族的ながら神秘的な雰囲気の仲原鍾乳洞。


 島じゅう、のんびりしているので、ゆったり過ごせます。いらち(セッカチ)の私のリハビリにはピッタリf(^_^; ハワイやグァムまで行かずとも南国気分が味わえるんだなぁと、改めて日本の広さを認識した次第。思う存分、宮古島周遊を楽しみました。


夜は郷家(ゴウヤ)という郷土料理店でゴーヤを満喫。オリオンビールや泡盛を飲みながら、海ぶどう、島らっきょの天ぷら、宮古牛のサラダ、ラフテー入りゴーヤチャンプルなど、宮古料理に舌鼓を打ちました(^q^) この店では三線(サンシン)の生演奏もあり、琉球民謡の歌声な中、次第に皆が陽気に踊り出しました(^ー^)。

  
曇っていても、とても綺麗な宮古島の砂浜。野郎二人(慎太郎くんと私)も感動。

  
「郷家」での琉球民謡に思わず踊り出す私。

さぁ、明日はいよいよ龍神さまに逢いに行く日です。実は、愛ちゃんが出発の3日前に青い目をした龍が出てくる夢を見たんだとか。そこは断崖下の洞窟だったとかで、愛ちゃんがインターネットで調べたところ、どうやら宮古島のすぐ西にある伊良部島の岩壁の洞窟であることが分かりました。そして、伊良部島の「ゆうむつ」というマリンショップの人が「青の洞窟ツアー」なるものをしていると書かれてあったので、そこに電話をして「青の洞窟ツアー」を予約しようとしたところ、「今、こちらは大雨です。明日、シュノーケリングができるかどうか、非常に微妙です。一応、予約だけは入れておきますが…」との返事。夕方から断続的に降り続く雨。どうなる我ら…。次回を乞う、ご期待☆☆☆