2011.11.14 「長楽館のピアノびらき、三日目も無事終了♪」

京都・東山の長楽館──、14日は熊本マリさんをお迎えしての楽しいひとときとなりました。

 

今宵は前半がショパン、後半がリストでした。冒頭、ベーゼンドルファーを弾き終えた彼女の感想は「優しい音ですね。でも、とても伸びやか」。そこで私は、前のお二人の感想を引き合いに出し、「貴女にとって、ピアノってどのようなものですか?」と質問したところ、「鏡のようなもの」との答えが返ってきました。「自分の表情がそのまま跳ね返ってくる。でも、時には内面が映し出されたりします」と…。これまた深いお言葉でした。

 

前半では『レント・コン・グラン・エスプレシオーネ』にしびれ、後半は『献呈』に舞い上がってしまいました♪♪♪ マリさんはお話も軽妙かつ素直で、笑いと感動の中、あっという間に一時間半が経過しました。アンコールはスペインの作曲家、ファリャの『火祭りの踊り』で情熱的にフィナーレを迎えました。

 

3回に渡り、美しいピアニストが奏でるとベーゼンドルファーのピアノびらきの司会を勤めることができ、私はとても光栄でした。どの会も本当に素晴らしい演奏でございました♪♪♪

 

長楽館の村井吉兵衛展は、20日まで開かれています。入場料は、500円。この機会に素敵な洋館建てを是非ご覧下さい(^0_0^)

  
応接間に燦然と輝くベーゼンドルファー。      熊本マリさんとともに。