2011.11.10 「朗読劇『春琴抄』の稽古」

9日は学校公演でした。と言っても、生徒ではなく先生が対象。大阪府下の国語の教職員の研究会に招かれたのです。毎年、開催地が持ち回りで行われているそうで、今年は中河内(八尾市・東大阪市・柏原市)が担当。で、同じ“喋り”を生業としている噺家の話術を勉強するという企画になったんだそうです。

 

「解説」米紫・紅雀

『子ほめ』紅雀

「南京玉すだれ」米紫

『桃太郎』米團治

 

生徒さんに行うのとほぼ同じやり方で、先生方の前で演じましたf(^_^; 最後に、「生徒が目をひく喋りのコツがあれば教えて下さい」と質問されたので、「静かにしなさいという台詞を一度も使わない日を作る工夫をしてみたらどうでしょうか」と答えました。例えば、背広の内ポケットや机の下から何かを取り出して注目させたり、みんなで手締めをしたり…。我々が舞台で行うちょっとした仕草は、教室でも使えると思います。これ以上知りたい方は、落語会に通って下さい(^0_0^)

 

今日(10日)は、太閤園の一室をお借りして、18日に芦屋ルナホールで開かれる朗読劇の稽古が行われました。谷崎潤一郎作の『春琴抄』を演出家の羽野暢さんが朗読用に脚色し、ヴィオラとピアノ(奥村英樹さん&森口綾子さん)も入って、本番さながらに進みました。春琴を演じる鈴木美智子さんの声は、今日もとても光っていました。あ、もちろん、お顔も…! そして、『春琴抄』の朗読もさることながら、トーク部分のネタがどんどん膨れ上がってきました(^ー^) 乞う、ご期待!

  お顔も声も艶のある鈴木美智子さんとともに。

 

さらに、稽古の後は、大晦日にびわ湖ホールで開かれる「ジルベスタ・コンサート」の打ち合わせがありました。もう、そんな季節なんですね。秋の日はつるべ落とし。私は明日(11日)から紅葉が見頃を迎える京都に参ります。日本のタバコ王、村井吉兵衛が建てた長楽館でのベーゼンドルファー御披露目コンサートの司会です。皆様、京都へお越しやす♪