2011.09.10 「光円寺寄席、10周年を迎える」

10日(土)は朝早くに横浜を出発し、兵庫県三田市に入りました。JR福知山線の新三田(シンサンダ)駅から徒歩15分の所にある光圓寺という浄土真宗のお寺での落語会に出演するため。この落語会は10年前から、毎年1回、開催しています。お寺の娘さんの野村佳代さんが私の妻の友人で、ある日、「ウチのお寺で落語会がしたいのですが」との依頼を受けたことから、光円寺寄席という名前の落語会が始まりました。「とりあえず一回やってみよ」というノリで開いた落語会でしたが、あまりの盛り上がりぶりに、出方も主催者側も舞い上がってしまい、「来年も、来年も」を繰り返しているうちに、いつしか10年を迎えるに到ったのです。第10回公演に際して、記念の手拭いを作り、それをお客さま全員に配りました。


新三田駅からほど近く、少し高台に位置する光圓寺の境内からは、武庫川沿いに広がる田園風景がゆったりと見渡せます。のどかな景色に演者もお客も心和らぎ、今日も出方一同、伸び伸びと高座を勤めることができました。


『鷺とり』優々

『蛸芝居』米團治

『鹿政談』あさ吉

   〈中入〉

『茶漬間男』米團治


終演後の宴席で、住職の娘さんの佳代さんに「次回は私が“おぺらくご”をするから、そこに貴女の得意な歌を入れてね♪」とお願いしました。但し、私は毎回宴席で好き勝手な提案をして、すっかりそれを忘れてしまうという憂いがあるので、確約はできませんが(^-^ゞ


何はともあれ、三田の美味しい空気を存分に吸って、稲刈り間近の田園風景を後に、東京へ向かいました。明日は赤坂の草月ホールで昼夜公演です⌒☆

 
本堂前で記念撮影。出方一同と、三味線の高橋真希さん、住職の野村豊紀さん、
娘の佳代さん、その旦那様と息子さん。

 
眼下に広がる田園風景。

 第10回記念の手拭い(のぞみの車内で広げて撮影)