2011.07.22 「盛岡日帰り」

「桂米朝展」の初日の様子は東京のマネージャーからメールで時々刻々と伝えられてきます。実は、展覧会の準備を終えた私は翌朝、滝川マネージャーと東北新幹線「はやぶさ」で盛岡に向かっておりました。この日はミキプルーンの東北地区のイベントで落語を一席披露する仕事があったのです。

 

いつものことながら、車窓から眺める東北の田園風景には心癒されます。震災直後には目立った屋根のビニールシートも、新幹線沿いに関しては殆んど見られなくなっていました。でも、放射能被爆のことを思うと、本当に心が痛み、やりきれなくなってしまいます。

 

ところで、盛岡といえば、わんこそばの東家さん。昔から盛岡での落語会の際にはよく利用させていただいていたり、震災の時には大阪での「チャリティー落語会」に逆に商品を送って下さったこともあり、今回仕事の前に、お礼のご挨拶をしようと本店に伺いました。(以前のブログ…2010.11.24・2011.3.15.・2011.4.27参照)

 

すると、女将さんの馬場洋子さん、息子さんの暁彦さん、店長のさとう理香さんはじめ、大勢のお出迎えをいただきました。いやぁ、嬉しい限り! そしてお店には、なんと私の色紙が額に入れられ、綺麗に飾られてありました。実はこのお店には、今は亡きご主人、馬場勝彦さんを慕って集まった多くの文人や芸人の色紙が飾られているのですが、その一隅に私の色紙が(私の描いた絵葉書とともに)一際大きく飾られてあったので、嬉しいやら恥ずかしいやらf(^_^; そして、先代ご主人とのご縁から、柳家小三治師匠や柳家さん喬師匠が今なお定期的に落語会を開いておられる由を聞き、「私も機会があればここで落語会をさせて下さい」とお願いして、美味しい昼食(特製かつ丼とざるそば)をよばれ、お店をあとにしました。

 

さて、盛岡市民文化センター(愛称マリウス)での三基商事株式会社の東北地区の集まり。1500人収容可能の大ホールに一杯のお客さま。ミキプルーンの代理店の方々の前で精一杯、高座を勤めました! 初めから大きな笑いがおきたので、まずまずの感触を得ましたが、私は自分を客観視するのが不得手な人間。滝川マネージャーに「今日はどうやった? 喜んでもらえたかなぁ」と訊くと、「いやぁ、良かったです。ドカドカ笑いが来てましたよ」と言ってくれて、ホッと一息。尤も、彼はいつでもどこでもこの調子…いわゆる太鼓持ちなので、油断はできませんがf(^_^) でも、この日は和やかな気分で盛岡を出発。花巻空港から伊丹へ飛びました。搭乗までの待ち時間にしっかり盛岡冷麺を買って帰りました(^ー^) こちらも美味しかった☆☆☆

 
東京駅のホームには「はやぶさ」を撮るカメラ小僧が一杯。思わず私もその一人に…。

 東北の田園風景。

 
東家の方々と。                                                                                       私の色紙が堂々と。