2011.04.26 「米朝展の下見」

25日はNHKK総合テレビの 「三遊亭圓歌の演芸図鑑」 の収録のため、渋谷のNHK放送センターへ行きました。 スタジオにお客さんを入れての収録です。

 

この日の出演者は大先輩の方々が揃われました。 大阪からは、海原はるか・かなたさん。 東京からは、春風こうた・ふくたさん、Wモアモアさん、そして唯一後輩として三遊亭歌武蔵くんが居並びました。 滅多に東京の寄席に出ることのない私は、東京の漫才さんと会う機会があまりありません。 控室でいろいろとお話しすることができ、とても嬉しかったです。 はるか・かなたさんが 「こっちへ来いな」 とおっしゃっても、「いやいや、僕は江戸の芸人ですから」 と交わして、楽しんでおりました。

 

この番組のオンエアは何と日曜の朝5時15分から…。「誰が観るねん」 てな時間ですが、よろしかったらビデオ録りでもして下さい。 詳しくは出演情報のページをご覧あれ。

 

さて、収録終了後、私は新宿の紀伊国屋書店4Fにある紀伊国屋画廊に行きました。 実はそこで今年の7月21日から8月2日まで 「米朝展」 が開催されることになり、そのチーフ・プロデューサーに私が抜擢されたのです。 チーフ・プロデューサーと言うと聞こえは良いけれど、早い話が 「何を展示するか、はよ考えや」 と言われる係。

 

すぐ隣にある紀伊國屋ホールには何度か足を運んでいますが、画廊には入ったことがありませんでしたf(^_^; 取り敢えず 「会場の下見をせねば」 と、画廊に行くと、担当の依田さんと鈴木さんが快く迎えて下さいました。 ちょうど女流画家、武市斉孝さんの個展が開催されていたんですが、入るなり斉孝(セイコウ)さんの娘さんが 「あ、米團治さん!」 と声を掛けて下さり、お母様、すなわち斉孝さんを紹介して下さいました。

 

斉孝さんは石見国の浜田市に生まれ、幼少期から月と桜を初めとする自然景観が大好きで、ある日、啓示を受けたかのように、絵を描くことに没頭し始めたそうなのです。 会場には水墨画・墨彩画・日本画と、いろんな手法の 「月と桜」 が飾られてありました。 話を聞いて行くうちに、今は尼崎に住んでおられることがわかり、「えっ、ほんならおんなじですやん。米朝も尼ですよ、但し武庫之荘ですが」 「はい、もちろんよく存じております」 と、どんどん話が弾みました。「是非こんど米團治さんの落語会に行きますね」 「ありがとうございます」 と名刺交換。「ところで、この絵の青い顔料の色使い、いいですねぇ」 「まぁ嬉しい。この色はまず出ないんですよ。分かっていただいて光栄です」 ということで、その作品の前で記念写真◯

 

和やかなひとときを過ごせましたが…、肝心の下見はどうするねん。 こんなプロデューサーですが、ご期待下さい☆

 

帰りは東京駅18時ちょうど発ののぞみで帰阪しました。 車窓から黄昏の富士山を観たあと、少し寝ることができました(^ー^)

     武市斉孝さん、その娘さんと一緒に

    のぞみから見た薄暮の富士