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2012.10.22 「内向き日本人…、それでええやん」


20日(土)の『NHKスペシャル』は、「どうする? 内向き日本人」というテーマで、討論会形式の番組が放送されていました。


スタジオに多くの学生が招かれ、そこに経営者や経営コンサルタントが加わり、識者が「最近の日本の若者は留学したがらない。これでは国力が低下するばかり」と嘆き、学生も「確かに私は内向きです」と認め、さらに識者は中国や韓国の学生との差を強調──。


私は終始それに疑問を感じつつ、番組を見ていました。日本人の若者の意識が“内向き”になって、なんでアカンのん? と。


日本経済の構造が外へ外へと向いて、製造業が空洞化して行ったんじゃなかったのかな? 1985(昭和60)年に“バブル経済”が作られ、1990(平成2)年に弾けました。が、その後も企業は海外生産へと誘導され、“失われた20年”が生まれたのです。


今の学生は“バブル”のかけらも知りません。青息吐息の父親の姿を見て育った世代です。先日の中国での日本企業の焼き討ち事件などは彼らの目にどう映ったことでしょう。


インタビューに答えていた日本人学生の殆んどが、留学や海外赴任したがらない理由を「日本が好きだから」と述べていました。私は素晴らしいことだと思います。自分の国の良さを喋れる若者──、これこそ真の国際人ではないでしょうか。


尤も、番組で「今どきの若者に冒険心やヴァイタリティーが欠けている」と識者の方々が指摘していた点については、正にその通りだと思います。ウチの息子を見れば、思わず納得f(^_^;


でも、学生たちの「日本が好きだ」という発言は素直に受け止めて、さらに「もっと日本を知る」方向にわれわれ大人が導くべきではないでしょうか。


私は、将来的には、これからの日本は、ある種の経済鎖国を実施してもよいのでないかと思っています。輸入製品には莫大な関税をかけ、安く輸入できないようにする。日本企業が海外に工場を作ってもよいけど、海外で生産したものは海外で売る。そうすれば、国内の工場が再び稼働して、雇用が促進されます。休耕田も減り、穀物の自給率が上がります。パルプや鉄鋼は、もはやリサイクルで賄えます。石油は新潟県や秋田県沖にある油田を開発しましょう(オイル・メジャーの圧力は相当かかるだろうけれど)(^o^ゞ


本当の意味での内需拡大を実施するのです。


まぁ、そうは言っても、今の日本にはすでに多くの輸入企業が存在します。私の知り合いにも輸入で儲けている方が沢山おられます。実は、私のクルマはドイツ車(^^ゞ  「お前、言うてることと、やってることが違うがな」と言われそう。(なぜ外車にこだわるのかという話はまたの機会に回します)。でも、日本経済を立て直すには、これしかないのではないかと思うのです。あくまでもこれは将来のビジョン。10年かけて変えたものを戻すには10年かかります。当面は貿易も必要──。その時に、相手国をこれまで比較的取り引きの少なかったASEAN(東南アジア諸国連合)にするのも面白い選択かもしれません。


“なにわあきんど型商法”で、うまく遣り繰りしましょうよ(^o^ゞ


私の日本人学生へのメッセージは、「目指せ! 日本型経済鎖国」「内向き人間、大歓迎」です(^ー^)


 
爽やかな青空の下、霧島神宮の鳥居の上に見えた竜雲。