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2012.04.27 「上方落語協会会館ができました」


26日(木)、かねてより報道されていた上方落語協会の会館が完成し、竣工式が執り行われました。場所は大阪天満宮の南側、料亭「相生楼」のすぐ傍です。


  

 

天満天神繁昌亭ができて5年余り──。上方落語協会に所属する噺家は繁昌亭への出入りが多くなり、落語・鳴り物・踊りの稽古や、さまざまな行事の打ち合わせなどを、繁昌亭の近くの賃貸マンションの一室で行うようになっていました。でも、噺家の数も増え、催しの数も多くなり、それぞれの連絡や移動、鍵の受け渡しなどがややこしくなってきておりました。

 

それを一括して賄えるようにしてくれたのが、この会館。これを作ることができたのも、ひとえにお客様のお蔭です。この5年間、沢山のお客様が繁昌亭にお越し下さったことにより、土地購入のための貯えができたのです。心より感謝申し上げます。

 

その貯えで土地を買い(地主さんもとても協力的でした)、建築家の安藤忠雄さんが無償で設計して下さることになりました。再び感謝(^人^)


   

 

建築面積は103.23平方メートル。25坪ほどの敷地に完成した建物は、メッチャお洒落! 鉄筋コンクリート造の3階建て。安藤さんお得意のコンクリート打ちっぱなし工法です。要所要所に採光の窓が設けられ、そのラインが斜めに作られているので、直方体の建物に三角形が合わさったよう。そして、これまた安藤さんお得意の「使い手の感性に任せる遊びの空間」もきっちり作られています(^ー^)

 

午前10時半からの竣工式には、三枝会長をはじめとする大勢の協会員や工事関係者の方々のほかに、安藤忠雄さんもお越し下さいました。

 

 

私と会うなり、「今回は緊張したで」とおっしゃいました。「えっ、先生も緊張しはることあるんですか?」「そら、あるで。なんせ上方文化を担う人達の稽古場やねんさかい」。

 

その2階の稽古場は床から天井まで7メートルもあるのです。声が綺麗に響くので、声明(ショウミョウ)の稽古にもいいですね。棒高跳びの稽古にも(^_^ゞ

 

大阪天満宮の4人の神官のお導きにより、滞りなく竣工式が終了。

 

その後の見学茶話会には師匠、米朝も参加しました。


  

 

今日の天満宮界隈はとても和やかな空気に包まれているように思えました。この建物にいるだけで、穏やかな気分になれたのです。そういや、天気は雨の予報だったのに殆んど降らなかった・・・。

 

こんな立派な稽古場を作って頂いたんですから、もっともっと芸道に精進せねばな…と決意を新たにした次第。

 

大阪天満宮を挟んで繁昌亭とは反対側にできた上方落語協会会館。これからは頻繁に天神さんの境内を通ることになり、ご利益もいただけるかも☆☆☆


 

 

天神さんの南側の界隈は、ゆったりと時間が流れています(^0_0^)  まだ歩かれたことのない方は、是非一度、歩いてみて下さい!