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2011.09.23 「NHKのど自慢・被災地大会ドキュメントに、もらい泣き」


「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、めっきり秋めいてまいりましたね。爽やかに晴れ上がった秋分の日──、今年は日本中の人が彼岸を偲んでいるようだなぁと思いつつ、今日は私、仕事が休みだったので、昼は大阪・大淀南のザ・シンフォニーホールへ、オーケストラ・アンサンブル金沢の大阪公演を聴きに行きました。すると、17~18世紀を代表する作曲家の一人、ヘンデルを偲ぶ特集でした。


今回は、指揮者の井上道義さんがヘンデルに、俳優の西村雅彦さんが作家のロマン・ローランにそれぞれ扮し、ヘンデルの人となりを紹介しながら、ヘンデルの名曲の数々を演奏するという趣向でした。オーケストラの響きもよく、曲の意味もよく分かりました。何より、道義さんが役者に徹し、一度も指揮をせずに終わったのには驚きました。でも、最後のほうでオルガンを演奏するシーンがあり、びっくり。できたら、オーケストラと掛け合っていただきたいほどお上手でした。また、ヘンデルの曲にはフルートが入らずに演奏されることを今回、知りました。ヘンデルの人となりを聞きながら、彼の楽曲の数々を聴き、まさにヘンデルを偲ぶ日となりました。 


終演後、ふと親のことが気になった私は、武庫之荘へ行ったところ、父は静かに・・・テレビを見ていました(^0_0^)  なぜ静かだったかと言うと、黙々と焼肉を食べながらテレビを観ていたからです。相変わらず元気な85歳!

 

その番組とは、NHKスペシャル「のど自慢・被災地大会」でした。で、私もテレビを観た途端、その番組から目が離せなくなりました。東北三県の地区予選に出るすべての人が“彼岸”を偲ぶ気持ちで一杯なのです。番組が終わった時、私の目は涙で、父の口元は焼肉のタレで濡れていました。

 

私が「今日は彼岸ですよ。曼珠沙華は彼岸に咲くから彼岸花と言うんですね。綺麗なネーミングですね。」と訊いたところ、父は「姫路では、あの花のこと“手腐れ”ちゅうたんや」と。「へぇ、何でですか?」「茎を触ったら、手にクサイ臭いが付くからや」…。私は彼岸から現実に戻されましたf(^_^;

  一緒にテレビを観る父と子。