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小米朝流「私的国際学」<1>(2001年1月6日)

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おそらくはほとんどの人が、二十一世紀はユートピアだと思っていただろう。だが、ふたを開けたら大違い。経済大国の中でサラリーマンが力の限り働いた結果、負債大国になってしまった。あの汗はなんだったの。多くの人は言う、バブルが弾けてしまったからと・・・。でも、それって自然現象?弾けたの・・・それとも弾かされたの?質量保存の法則からして、損した分量と同じだけ誰かがどこかで儲けているはず。つまり高値で売った人の勝ち。でも多くの日本企業はずっと喘いでいる。じゃあ、カネはどこへ行ったの?

「株価は落ちるだけでなく、落とされる場合もある。東京が深夜の時、NY市場は昼」

早くこれに気付かないとまた同じ失敗をする。政府も無責任だから「景気は来春以降回復する」と十年間言い続けている。まあ、それを信じる国民もどうかと思うが・・・。もっと素直に喋る政治家が出ないものか。「日本経済は1990年2月21日をもって沈没しました。現在700兆円の借金を抱えております。国際化を謳いながら国債過になる有り様。赤字国債ですら完売できず、日銀が買い取ろうとするこの状況--はっきり言って自己破産です」とね。

そこで国民は初めて「あぁ、二度目の敗戦なんだな。爆撃されなかったからビルは焼けずに残っているだけか。そう言えば、このビルもいつの間にかカタカナの社名になってるわ」と気づくのだ。俯瞰的に物事を見る目を養ってこそ、次の対策も講じられるもの。

ところが、政治家も評論家もなかなか本音を話そうとしないから、ますます先行きが不透明になる。そこで、一介の噺家である私が自分なりに国際論をぶちまけることになった次第。とことん我流で喋るので、乞う!ご期待。おかしいぞと思われる御仁はどうぞ、反論されたし。