2018.03.23 《「三喬改メ 七代目笑福亭松喬襲名披露公演」@ 兵庫県立芸術文化センター 》

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21日(火・祝)、兵庫県西宮市にある兵庫県立芸術文化センター中ホールでの「三喬改メ 七代目笑福亭松喬襲名披露公演」に参加。楽しいひとときを過ごしました。

松という字の音読みは本来「しょう」ですが、上方の落語家に関しては時として「しょ」と縮まります。松鶴(ショカク)・松喬(ショキョウ)というふうに。その笑福亭の大名跡の一つである「松喬」を三喬くんが七代目として受け継ぎ、只今、全国巡業の真っ最中!

彼は西宮市の出身なので、今回「故郷へ錦」の会でもあるのです。

尼崎市で育った私は、お隣の西宮市を常に羨望の眼差しで見てきました。尼に無くて西宮に有るものが多すぎるねん。

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まずは、元旦に福男を決める「えびす宮総本社」の西宮神社が有名ですが、越木岩神社北山緑化植物園など、六甲山へと続く巨石群があることでも知られています。山口町のお稲荷さんなどは宝塚市よりも奥深い所に位置します。そうそう、甲山の麓には我が母校の関西学院大学もございます。そして、何より関西人の心の拠り所「甲子園球場」があるのです!

これだけでも尼で育った私は萎縮してしまいます。

その上、月亭可朝さんや笑福亭鶴瓶さんのお膝元でもあるのです。

しかし、私も負けじと「西宮市 VS 尼崎市」論で応戦した次第☆

ところで、襲名披露はゲストも華やか! 西からは上方落語協会を代表して桂文枝会長が、東からは落語協会の大御所でいらっしゃる林家木久扇師匠がお越しになり、満員の会場で賑々しい高座が繰り広げられました。

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殊に、口上での木久扇師匠は筆舌に尽くしがたいほど弾けておられました。いやぁ、誰も真似のできぬ「実は鋭い感性の持ち主」でいらっしゃいます!

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落語会も前座の喬介くんから明るく小気味よいテンポで進行───。

『犬の目』 喬介
『野ざらし』 生喬(寄席の踊り「かっぽれ」付き)
『七段目』 米團治
『赤とんぼ』 文枝
   〈中入〉
「口上」 三喬 & 木久扇 & 文枝 & 米團治  進行役:生喬
『明るい選挙』 木久扇
『初天神』 松喬

沢山のご来場、心より感謝申し上げます。

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楽屋弁当も美味しく頂戴し、帰途に就きました。

松喬さん、全国巡業千穐楽まで、おきばりやす。