2018.02.15 《 おぺらくご『フィガロの結婚』in 大分 》

只今、安堵感と充足感の中で、これを書いています。確かに身体は酷使しましたが、公演がうまく行ったので、疲労感は吹っ飛びました。

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建国記念日(紀元節)の振替休日となった12日(月)、大分市府内町のコンパルホールにて「おぺらくご」が開催されました。

これは二年前に始まった大分市およびコンパルホール主催による豊後FUNAI芸術祭の一環で、第1回は月亭八方さんと一緒に、第2回は桂ざこばさんと一緒に招かれたのですが、今年は「おぺらくご」が招聘されたというわけ!

オペラと落語が合体するという、ちょっとほかでは観られない舞台芸術──。いろいろと形を変えながら、もう20年以上も上演させていただいております。

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四年前からは京都・北白川の京都芸術劇場“春秋座”にて定期的に開催♪

近年は少しずつ全国各地から上演を依頼されるようになりました。

去年は金沢から、そして今年は大分からお声掛けをいただいたという次第☆

というのも、コンパルホールのスタッフの方が昨年の春秋座公演を観に来られ、「この作品を大分でやりたい」と熱望。11人の演奏家と3人の声楽家に台本と楽譜と資料映像を配り、独自に稽古を進めて下さったのです。

公演前夜に大分入りした私は、初顔合わせだったにも拘わらず、実にスムーズにリハーサルが進行しました。私の台詞覚えが一番出来ていなかったほど。

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チケットは既に完売!

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落語と「おぺらくご」の二部構成による豊後FUNAI芸術祭は、大いなる熱気に包まれました。

【第1部:落語】
『つる』 米輝
『稽古屋』 米團治
   〈中入〉
【第2部:おぺらくご】
『フィガロの結婚』
   語り:桂米團治
   演奏:大分おぺらくごアンサンブル(コンサートマスター:朝来桂一)
   声楽:梅津百合子(ロジーナ役)
      本田百合子(スザンナ役)
      但馬由香(ケルビーノ役)

緞帳が降りても、拍手鳴り止まず。カーテンコールでは宴会風に手締めで御披楽喜に…。

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出演者の皆さん、スタッフの皆さん、そして会場にお詰め掛け下さった大勢のお客様に、心より感謝申し上げます。

ご感想をお寄せ下されば幸いです。

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楽屋弁当は帰りの車内で美味しくいただきました。

なお、今年の春秋座公演は6月2日(土)に『魔笛』を、また6月30日(土)には広島でも『フィガロの結婚』を上演することが決定! 皆様、乞う、ご期待。