2013.05.12 《断る勇気も持ちましょう》

毎日放送テレビのワイド番組「ちちんぷいぷい」の報道で知ったんですが、すでにTPPの事前協議が政府高官の間で着々と進んでいるんですってね。予定通りと言うか、案の定、大国の都合の良いように。

 

例えば、日本がアメリカへクルマを輸出する時の関税は、高い税率のまま10年以上据え置くけれど、アメリカからの輸入には税率を限りなく引き下げる。しかも、輸入台数を強制的に増やすことが取り決められたとか。

 

また、保険業務においてはアメリカの商品をもっと受け入れる代わりに、“かんぽ”に代表される郵政グループの新たな商品展開は無期限凍結──などなどです。

 

たまたま寄席の楽屋で見つけた落語『孝行糖』の中の飴売りの替え歌♪

 

TPPTPP、TPPの本来は、

コメの国をば寒ざらし。

Carに困難、日記に帳尻。

チャンチキチン、スケテンテン。

昔々、もろもろの、

24行のその中で、

老久笛羅と言える人、

一族大事にしようとて、

こしらえあげたるTPP。

買うてみな、おいしいで。

また売れた、うれしいね。

チャンチキチン、スケテンテン。

 

半年前のこのポスター、なんだか笑けます。

 

でも、政治家の皆さんは大変や。

 

ちなみに、TPPとは環太平洋戦略的経済連携協定──すなわち、Trans Pathific Partnershipの略語です。決して、T=とんでもない P=パープリンの P=プレッシャーではありません。

 

有難いことに、落語家は数少ない日本発の職種の一つです。しかも、内需拡大にも大いに貢献しています(^ー^)

 

上方の噺家にアメリカの政府要人との交渉を任せてくれはったら、案外ええ仕事をさせてもらいまっせ。落語にオチは付き物。うまい具合に落とし処を作りますf(^ー^;