2011.11.22 「TBS主催の落語研究会、大入の盛況」

22日(火)、国立小劇場でTBSの主催により開かれている落語研究会に招かれました。今回で第521回となる伝統ある落語会。この会に出演できること自体、有難いことなのです。僅かに残っていた当日券も開演時刻には全部売り切れたとかで、これまた嬉しい限り(^ー^) お客さんに存分に喜んでいただこうと楽屋で気合いを入れます。

 

この会はテレビ撮りも行われており、一人ずつ区切って収録する関係で、それぞれの演者が終わる度に少し静かな間(マ)ができるのです。何かクラシック音楽のコンサートに出る前のような緊張感が漂います。或いは、フィギュアスケートの選手が登場する前の心境とでも言いましょうか。この緊張を良いほうに取り込んで演じるのが、この会の醍醐味…そんな大層なもんではないかf(^_^;

 

でも、今回はプロデューサーの今野さんから「先代米團治師匠ゆかりの『代書』をサゲまでやって下さい」との依頼があったので、普段あまりやらないネタをやるというプレッシャーがありました。でも、前座の柳家おじさん(柳家権太楼さんの弟子)があることで会場の笑いを取ってくれたお蔭で、とてもリラックスして高座を勤めることができました。おじさん、ありがとう!

 

『錦の袈裟』馬吉

『片棒』菊之丞

『首提灯』市馬

   〈中入〉

『王子の狐』正蔵

『代書』米團治

 

終演後は、スタッフの皆さんとともに、一ッ木通りの「那古屋」という居酒屋で楽しい時間を過ごしましたf(^_^;

 

翌23日は「米朝一門会」出演のため、東京から岡山へ向かいます。

 
「さぁ、これから飲むぞ」という噺家4人組。左から古今亭菊之丞、柳亭市馬、私、金原亭馬吉。