2010.12.12 「赤穂での塩鯛襲名」

今日は兵庫県赤穂市での塩鯛襲名披露公演です。 赤穂と言えば、赤穂義士。 毎年12月14日は赤穂義士祭が開かれているので、前々日の今日は日曜日だから混んでいるかなと思いきや、お祭りは曜日に関係なく13~14日と決まっているそうで、今日はとても静かで穏やかです。

落語会も穏やかに終了(^0_0^)

『動物園』鯛蔵

『寄合酒』団朝

『掛取り』米團治

『義眼』南光

   <中入>

「口上」

『肝つぶし』ざこば

『宿題』塩鯛

ところで、赤穂は私にとって古代史探究のための大事な場所でもあるのです。 例えば赤穂市坂越(サゴシ)にある大避(オオサケ)神社。 ここには秦河勝が奉られています。 秦河勝と言えば、かつての渡来系技術者集団、秦氏の中心人物。 聖徳太子のスポンサーとも言うべき人です。 その秦河勝が奉られている大避神社が、赤穂市坂越にあるのです。 私は過去に二度ほどお参りさせていただきました。

ちなみに、聖徳太子が秦河勝を使って朝鮮半島の弥勒菩薩半跏思惟像(ミロクボサツハンカシユイゾウ)を京都・太秦(ウズマサ)の広隆寺に納め、それが国宝第1号に指定されてるのはママ有名な話ですよね。 その秦一族が日本にやって来て、最初に上陸したのが赤穂と言われているのです。 近くには太子町もあり、ここは奈良や京都に都が置かれる前の秘話がぎっしり一杯詰まっている所だと思うのです。 詳しい話はまたいつか(^_^)

そうそう、明日は事始め。 古典芸能や伝承文化に携わる者が師匠(家元)に「来年もよろしくお願いします」と挨拶する日です。 今、その準備に追われています。

 
赤穂ハーモニーホールの楽屋前の風景              とても穏やかな天気